
ゲーミングモニターの購入を検討中。
・VG279QR(ASUS)
・VG279Q1R(ASUS)
この2モデルの違いは何?注意点とかある?
こんな質問にお答えします。
・VG279QR/VG279Q1Rの違いを解説します
・特徴や注意点をご紹介します

映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
VG279QR/VG279Q1Rの違いや特徴
VG279QR/VG279Q1Rは、どちらもASUSのゲーミングモニターですが、重要な仕様が違うモデルです。違いと合わせて注意点もご紹介します。

違いをより深く理解してもらうために、まずは共通点を簡単にご紹介します。
共通する特徴や注意点
普段使いも快適なIPSパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。VG279QR/VG279Q1Rは、どちらも『IPSパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。
IPSパネルは、画面をななめから見ても色の変化が少ない(視野角が広い)ので、ゲームだけではなく事務作業や動画の視聴などの普段使いも快適に行うことができます。
スピーカーも内蔵
ゲーミングモニターは、スピーカーを搭載していないモデルも少なくないのですが、VG279QR/VG279Q1Rは、モニター本体にスピーカーを内蔵しているモデルです。内蔵スピーカーの音質に期待し過ぎは禁物ですが、やはりスピーカー内蔵は何かと便利なことが多いです。
どちらもHDRは非対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
VG279QR/VG279Q1Rは、どちらもHDR非対応のモデルになります。ご注意ください。
VG279QR/VG279Q1Rの違い
ゲーム向けのスペックの違い
VG279QR/VG279Q1Rは、快適にゲームを楽しめる高いスペックになっています。VG279QRの方が最大リフレッシュレートが高いので、よりなめらかな映像を楽しむことができます。
VG279QR | VG279Q1R | |
液晶パネル | 27インチ(IPS) | 27インチ(IPS) |
画素数 | 1920 x 1080 | 1920 x 1080 |
応答速度(MPRT) | 1ms | 1ms |
最大リフレッシュレート | 165Hz | 144Hz |
VRR | G-SYNC Compatible | FreeSync Premium |
入出力ポート | HDMI x 2 DisplayPort x 1 |
位置調整の違い
VG279QR/VG279Q1Rは、位置調整の仕様に違いがあります。
◆VG279QR:
・チルト、スイベル、高さ、ピボット
◆VG279Q1R:
・チルトのみ
VESAマウント規格の違い
VG279QR/VG279Q1Rは、VESAマウントの規格に違いがあります。モニターアームや壁掛けを検討される方はご注意ください。
◆VG279QR
・100 x 100 mm
◆VG279Q1R
・75 x 75 mm
ご希望別のおすすめモデル

気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
よりなめらかな映像でゲームを快適に楽しみたい方:VG279QR
「なめらかでスムーズな映像でゲームを楽しみたい」という方は、VG279QRがおすすめです。リフレッシュレートが165Hz(最大)に対応しているので、よりスムーズな映像を楽しむことができます。IPSパネルなので、事務作業などの普段使いも快適です。
価格を抑えたハイスペックなモデルが良い方:VG279Q1R
「価格を抑えつつ高画質でスペックの高いモデルが良い」という方には、VG279Q1Rがおすすめです。ゲームを快適にプレイしつつ、IPSパネルで画質が良いのでテレワークなどの普段使いも快適に行うことができます。非常にお求めやすい価格も魅力的です。