
ゲーミングモニターの購入を検討中。
・22ML2Qbix(AOPEN)
このモデルはどんな特徴のモニター?注意点とかある?
こんな質問にお答えします。
・22ML2Qbixの特徴や注意点をご紹介します

映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
22ML2Qbixのレビュー
AOPENは、パソコンやモニターで世界的に有名なAcerのブランドの1つです。今回は、22ML2Qbixの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
普段使いも快適なIPSパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。22ML2Qbixは、1920 x 1080(画素数)の『IPSパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。
IPSパネルは、画面をななめから見ても色の変化が少ない(視野角が広い)ので、ゲームだけではなく事務作業や動画の視聴などの普段使いも快適に行うことができます。
スピーカーはなし
ゲーミングモニターは、スピーカーを搭載していないモデルも多いのですが、22ML2Qbixもスピーカーを内蔵していないモデルです。そのため、ヘッドホンや外付けスピーカーをご用意してもらう必要がありますのでご注意ください。
DisplayPortは非対応
22ML2Qbixは、DisplayPort入力を搭載していません。HDMIとアナログRGBのみのモデルになっています。そのため、「DisplayPortでパソコンと接続したい」とお考えの方は避けた方が良いです。
最大リフレッシュレートは75Hz
テレビやモニターは、パラパラ漫画のように1秒間に60回(60Hz)の画像を切り替えて動きを表現しています。この1秒間に切り替える回数をリフレッシュレートと呼びますが、リフレッシュレートが高い方が、よりなめらかな映像を楽しめます。
最近のゲーミングモニターは、リフレッシュレート144Hzなどの高速のモデルが増えてきていますが、22ML2Qbixは、最大75Hzとリフレッシュレートは低めのモデルになっていますのでご注意ください。
HDRは非対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
22ML2Qbixは、HDRに非対応のモデルですのでご注意ください。
位置調整はチルトのみ
22ML2Qbixは、チルトのみしか調整できないモデルになります。そのため、「スイベルや高さ調整もしたい」という方はご注意ください。
※チルトのみです
VESAマウントに非対応なので注意
22ML2Qbixには、VESAマウント用の穴がございません。そのため、「モニターアームを使用したい」とお考えの方は、ご注意ください。
22ML2Qbixはこんな方におすすめ
「普段使いもきれいな映像で楽しめるゲーミングモニターを低価格で購入したい」という方には、Acerの22ML2Qbixはおすすめです。ただし、リフレッシュレートが最大75Hzである点、位置調整はチルトのみである点、VESAマウントは非対応の点などはご注意ください。

気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
22ML2Qbixの仕様
型番 | 22ML2Qbix |
画面サイズ | 21.5インチ |
解像度 | 1920 x 1080 |
パネル方式 | IPS(非光沢) |
リフレッシュレート | 75Hz(最大) |
応答速度 | 1ms(TVR) |
HDR | 非対応 |
スピーカー | なし |
ヘッドホン端子 | あり |
VESAマウント | 非対応 |
外形寸法 ※スタンド含む |
49.8 x 38.4 x 21.2 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
2.48kg |
位置調整 | チルトのみ |
VRR | AMD Radeon FreeSync |
インターフェース | HDMI x 1 D-sub x 1 |