ゲーミングモニターの購入を検討中。
・EX-GC253U(IODATA)
このモデルはどんな特徴のモニター?注意点とかある?
こんな質問にお答えします。
・EX-GC253Uの特徴や注意点をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
EX-GC253Uのレビュー
安心の日本企業のIODATAの高コスパのゲーミングモニター
IODATAは、パソコン周辺機器の販売を行っている日本の企業です。IODATAのモニターはお求めやすい価格が魅力で人気があります。今回は、EX-GC253Uの特徴と注意点をご紹介します。
特徴や注意点
TNパネルを採用している点は注意
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネルやVAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。EX-GC253Uは、1920 x 1080(画素数)の『TNパネル』を採用しているモデルになります。
TNパネルは、応答速度が非常に速いので、ゲームを本格的に楽しむのには最適ですが、色彩の表現力などはVAパネルやIPSパネルのモデルにはおとりますのでご注意ください。
本格的なゲーミングのスペック
EX-GC253Uは、高速のリフレッシュレート(最大240Hz)、応答速度が最小0.4ms(GtG)なので、なめらかでぶれを抑えた映像でゲームを楽しむことができます。
また、G-SYNC Compatibleにも対応していますので、ティアリング(映像の乱れ)を抑えた安定した映像で快適にゲームをプレイできます。
スピーカーを内蔵
ゲーミングモニターは、スピーカーを搭載していないモデルも少なくないのですが、EX-GC253Uは、モニター本体にスピーカーを内蔵しています。内蔵スピーカーの音質に期待し過ぎは禁物ですが、やはりスピーカー内蔵は何かと便利なことが多いです。
位置調整を細かく調整しやすい
EX-GC253Uは、チルト、スイベル、高さ調整、ピボット(縦回転)に対応していますので、疲れにくい状態に細かく調整することが可能です。
設定を手軽に変更できるリモコンが付属
モニターの設定変更を行う時、本体のボタンを何度もポチポチと押すのは結構手間です。EX-GC253Uは、リモコン付きのモデルなので、より手軽に設定を変更することが可能です。
HDR対応ですが注意が必要
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
EX-GC253Uは、HDR対応のモデルになっていますので、光の明暗もきれいに表現してくれます。ただし、HDR10と呼ばれる「HDRにとりあえず対応している」という規格ですので過度の期待はしない方が良さそうです。
EX-GC253Uはこんな方におすすめ
「応答速度が速く本格的にゲームを楽しめるゲーミングモニターが良い」という方には、IODATAのEX-GC253Uはおすすめです。ただし、TNパネルを採用している点などはご注意ください。
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
EX-GC253Uの仕様
型番 | EX-GC253U |
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | 1920 x 1080 |
パネル方式 | TN(非光沢) |
リフレッシュレート | HDMI:最大240Hz DP:最大240Hz |
応答速度 | 最小0.4ms(GtG) |
VRR | HDMI:VRR DP:G-SYNC Compatible |
HDR | HDR10 |
スピーカー | あり |
ヘッドホン出力 | あり |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
外形寸法 ※スタンド含む |
55.7 x 22.7 x 45.5~54.9 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
6.1 kg |
位置調整 | チルト、スイベル、高さ、ピボット |
インターフェース | DisplayPort x 1 HDMI x 2 |