モニターの購入を検討中。
・DT-FF273S-B（アイリスオーヤマ）
どんな特徴のモニター？注意点とかある？購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・DT-FF273S-Bの特徴や注意点をご紹介します
・購入者の感想をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
DT-FF273S-Bのレビュー
生活家電でおなじみのアイリスオーヤマのお求めやすいモニター
DT-FF273S-Bは、生活家電で有名なアイリスオーヤマのお求めやすさが魅力のモニターです。DT-FF273S-Bの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
VAパネルを採用している点は注意
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネルやVAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。DT-FF273S-Bは、1920×1080（画素数）の『VAパネル』を採用しています。
VAパネルは、正面からはコントラスト（色のメリハリ）が引き締まった美しい映像を楽しむことができますが、IPSパネルと比較するとななめから見た時に色が変わりやすい（視野角がせまい）というポイントはご理解の上で選ぶようにされてください。
位置調整はチルトのみ
DT-FF273S-Bは、チルトのみしか調整できないモデルになります。そのため、「スイベルや高さ調整もしたい」という方はご注意ください。
スピーカーを内蔵
モニターは、スピーカーを搭載していないモデルも少なくないのですが、DT-FF273S-Bは、モニター本体にスピーカーを内蔵しています。内蔵スピーカーの音質に期待し過ぎは禁物ですが、やはりスピーカー内蔵は何かと便利なことが多いです。
HDR対応ですが注意が必要
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用：EIZO
DT-FF273S-Bは、設定でHDRを有効にできます。ただし過度の期待はしない方が良さそうです。
最大リフレッシュレートは60Hz
テレビやモニターは、パラパラ漫画のように1秒間に60回（60Hz）の画像を切り替えて動きを表現しています。この1秒間に切り替える回数をリフレッシュレートと呼びますが、リフレッシュレートが高い方が、よりなめらかな映像を楽しめます。
DT-FF273S-Bは、最大60Hzと普段使い用のモニターとしては一般的なモデルになっています。
HDMI入力は1ポートのみ
DT-FF273S-Bは、HDMIが1ポートしかありません。そのため「複数のHDMI機器を接続したい」という方は注意が必要です。
DisplayPortは非対応
DT-FF273S-Bは、DisplayPort入力を搭載していません。HDMIとアナログRGBのみのモデルになっています。そのため、「DisplayPortでパソコンと接続したい」とお考えの方は避けた方が良いです。
購入者の声
・想像したよりも画質も良くコスパが良い
・大画面でとても満足している
・設定の操作がもう少し簡単にできると良い
・スタンドが不安定なのが気になる
DT-FF273S-Bはこんな方におすすめ
「普段使いや事務作業用にお求めやすいモニターを探している」という方には、アイリスオーヤマのDT-FF273S-Bはおすすめです。ただし、VAパネルを採用している点、位置調整はチルトのみの点、スピーカーを内蔵していない点などはご注意ください。
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ！
DT-FF273S-Bの仕様
| 型番 | DT-FF273S-B |
| 画面サイズ | 27 インチ |
| 解像度 | 1920 x 1080 |
| パネル方式 | VA (非光沢） |
| リフレッシュレート | 最大60Hz |
| 応答速度 | 7ms （GtG） ※OD設定時 |
| HDR | 対応 |
| スピーカー | あり |
| オーディオ出力 | あり |
| VESAマウント | 75 x 75 mm |
| 外形寸法 ※スタンド含む |
61.4 x 48.0 x 17.0 cm |
| 本体重量 ※スタンド含む |
3.9 kg |
| 位置調整 | チルトのみ |
| インターフェース | HDMI x 1 VGA x 1 |