モニターの購入を検討中。
・VP289Q(ASUS)
このモデルはどんな特徴のモニター?注意点とかある?購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・VP289Qの特徴や注意点をご紹介します
・購入者の感想をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
VP289Qのレビュー
世界で選ばれているASUSの高コスパのモニター
ASUSは、パソコンやスマホに関する製品の製造・販売を行っている台湾の企業です。今回は、ASUSのVP289Qの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
普段使いも快適なIPSパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。VP289Qは、3840 x 2160(画素数)の『IPSパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。
IPSパネルは、画面をななめから見ても色の変化が少ない(視野角が広い)ので、事務作業や動画の視聴などの普段使いを快適に行うことができます。
スピーカーを内蔵
モニターは、スピーカーを搭載していないモデルも少なくないのですが、VP289Qは、モニター本体にスピーカーを内蔵しています。内蔵スピーカーの音質に期待し過ぎは禁物ですが、やはりスピーカー内蔵は何かと便利なことが多いです。
HDR対応ですが注意が必要
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
VP289Qは、HDR対応のモデルになっていますので、光の明暗もきれいに表現してくれます。ただし、HDR10と呼ばれる「HDRにとりあえず対応している」という規格ですので過度の期待はしない方が良さそうです。
位置調整はチルトのみ
VP289Qは、チルトのみしか調整できないモデルになります。そのため、「スイベルや高さ調整もしたい」という方はご注意ください。
USB Type-Cは非対応
PD対応のUSB Type-Cを搭載したモニターの場合は、映像と電源供給を行うことができるため、配線をすっきりとまとめることができます。VP289Qは、USB Type-Cを搭載していないモデルです。ご注意ください。
購入者の声
・やはり4Kは全然違う
・目の疲れが軽減された気がする
・高さ調整ができない
・内蔵スピーカーの低音は弱い
VP289Qはこんな方におすすめ
「きれいな映像が楽しめるモニターを低価格で購入したい」という方には、ASUSのVP289Qはおすすめです。ただし、USB Type-Cは非対応の点、位置調整はチルトのみである点などはご注意ください。
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
VP289Qの仕様
型番 | VP289Q |
画面サイズ | 28 インチ |
解像度 | 3840 x 2160 |
パネル方式 | IPS(非光沢) |
リフレッシュレート | 60Hz |
応答速度 | 5ms(GtG) |
HDR | HDR10 |
スピーカー | あり |
イヤホンジャック | あり |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
外形寸法 ※スタンド含む |
63.7 x 43.4 x 22.9 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
5.66 kg |
位置調整 | チルトのみ |
VRR | AMD FreeSync |
インターフェース | HDMI x 2 DisplayPort x 1 |