【転落人生】過酷で辛い仕事でうつ病になったエンジニア(ブラック企業)

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【転落人生】過酷で辛い仕事でうつ病になったエンジニア(ブラック企業)

健吾さん(仮名:26歳)

「無理をしすぎたんだろうね」

これでも2年前まではエンジニアとして企業向けのシステムを構築する会社に勤務していたんだよ。クライアントと打ち合わせをして、設計書を書いて、プログラミングをしてバリバリと仕事をしていたんだ。年収は600万円ほどだった。学生時代の同級生と比べると結構高くて、エンジニアという職業もあってステータスも高かった。

体を壊した原因ですか?一言でいうと無理しすぎたんだよ。納期前になると深夜0時までが当たり前だったから。かなり、厳しい日程で開発スケジュールを組むことも多かったし、納品後にお客様からクレームがあることも当たり前。中には電話で怒鳴ってくるお客様もいた。ハードワークに加えてクレームもストレスになっていたんだね。

僕は学生時代から「エンジニア」になりたいとずっと思っていました。かっこ良くないですか?パソコンでプログラミングをする姿がネットやテレビで映っていたのを見て「エンジニアってかっこいいな」って思って。

大学を卒業してから大企業とも取引があるシステム構築を行う会社に入社したんです。入社してすぐにプログラミングを行う技術関係の部署に配属になりました。最初は楽しかったですよ。先輩たちがキーボードを黙々と叩いて、時には電話でクライアントとやり取りをしている姿を見て、「ついに自分もエンジニアになったんだ」と感動すらしましたよ。先輩たちのように早くなりたいと思ったものです。

入社して2年くらいは本当に仕事が楽しかった。製品を作ることや自分の成長を感じられてやりがいがあったよね。しかし、入社して3年が経った頃から精神的に辛くなっていきました。

理由はあるプロジェクトのリーダーになったんですよ。今まではスタッフとして与えられたタスクをこなすだけだったのですが、リーダーになると他部署との調整やクライアントとのやり取りも担当することになります。これが本当に辛かった。

営業は少しでも納期を早めたがるけど、僕が所属する技術部門はそんなスケジュールは無理だと言ってくる。要するに「板ばさみ」なんですよ。自分の部署からは突き上げられるし、他部署からは急げと圧力をかけられる。じゃあどうすればいいのかと。

最終的には営業が提示した納期にギリギリで納めることができたけど、早い話が突貫で作ったんだよね。納めた後にクライアントからクレームの嵐で予想はしていたけど参ったよ。あまりに辛かったから無責任だとは思ったけど、上司に退職させてくれって願い出たけど、

「ふざけるな。無責任すぎるだろ」

と言われて退職なんてさせてもらえなかった。営業からの「早く直せ」というプレッシャーをかけられながら、深夜まで不具合の修正を行う日々。そして、ついに最悪の結末を迎えることになってしまったんだ。

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