【実話】起業に失敗してどん底で出会った女性のバーで働いた話

社会問題

僕は26歳の時に、ある地方都市のフリーペーパー発行で起業しましたが結果的に失敗し、最終的には再就職しました。しかし起業失敗から再就職までの経験がもしかすると誰かのお役に立てるような気がしたので今回はご紹介させて頂きます。

【実話】起業に失敗してどん底で出会った女性のバーで働いた話

僕はフリーペーパーの発行で起業したものの、様々なトラブルを自分で処理できなかったことや資金が尽きたものの借り入れをしてまで続けていく覚悟がなくて立ち上げたフリーペーパーを一旦「休眠」することにした。

冷静に考えるとあまりにも無謀すぎた。1人で営業、データ作成、打ち合わせ、クレーム対応、設置などをこなせず、さらに「悪い大人」に良いように利用されてしまう。今の自分の器では事業を続けるのは困難だけど、仕組みを見直したり社会を勉強してもう1度フリーペーパーで再起を図りたいと考えた。

協力してくれた方々に休眠の件とお礼のごあいさつをしてまわると、ありがたいことに「うちに来ないか?」というオファーを数件頂いた。激怒されている暴力団関係者に謝罪に行ったという僕の噂が繁華街で広まり、様々な方から興味を持って頂いたようだった。

最も熱烈にアプローチをしてくださったのは、キャバクラを何店舗も展開している28歳の「Z社長」だった。このZ社長はこの地域の夜の世界では「実力者」として超有名人だった。

「ナンバー2として経営を手伝って欲しい」

Z社長からはとてもありがたいお言葉を頂き、何度も接待を受けたけど、前回の起業の失敗談の中で『闇金ウシジマくん』のG10(ゴトー)で例えた「X社長」に似た雰囲気をZ社長からもわずかに感じたので丁重にお断りした。

しかし、これからどうするか

無職になった僕は途方に暮れていた。そんな時、1本の電話がかかってきた。この電話が僕の人生を大きく変えることになる。

50代の女性経営者Rさんとの出会い

その電話はその地域の繁華街では本格的なカクテルを出すことで有名なバーを経営する50代の女性オーナーからだった。フリーペーパーの営業で僕がお店に訪問したことがあり、僕を覚えていてくれた。この女性を「Rさん」とさせて頂く。実はRさんのバーは経験者でもほとんど採用しないことで有名なバーだった。

「君、うちで働かない?」
「僕、お酒分かりません」

当時の僕はお酒のことは全然詳しくなかった。当時はジントニックがジンのトニックウォーター割りだということすら知らず、飲むのは淡麗のグリーンラベルくらい。すると、Rさんはこう答えた。

「中途半端なやつよりゼロが使いやすいのよ」

そして、Rさんは続けた。

君はね、社会の汚さを全然知らないから失敗するの。社会の汚い部分を勉強しなさい。次の進路が見えるまでの期間限定ね

Rさんからは、X社長やZ社長のようなギラギラした感じは全く感じず、「親心」のような温かさを感じた。

夜の世界で働いた経験は今後の人生で役に立つかもしれない

こうして、僕はRさんが経営する有名店でお世話になることになった。

②私はゆばーば