【過酷】ブラックで辛い仕事でうつ病になった公立の教師

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【過酷】ブラックで辛い仕事でうつ病になった公立の教師

「あのドラマの先生のようになりたい」

大輔さん(26歳:仮名)は子供の頃に見た学校を舞台にしたテレビドラマに感動して将来は学校の先生になることを夢に見ていました。そして、大学の教育学部に入学し、在学中に数学の教員免許を取得、公立中学校の教員採用試験をストレートで突破して夢だった「先生」になることができました。

初めての登校の日、家の玄関を開けると春の温かい日差しが大輔さんを優しく照らしました。中学校に到着すると、「おはようございます」と元気にあいさつをする声があちこちで聞こえます。大輔さんは希望を胸に校門をくぐりました。

しかし、現実は非常に過酷でした。まず、中学生はとても多感な時期です。「悪ぶった」子供も多く、まじめでおとなしい大輔さんの授業は荒れることが少なくありませんでした。

授業中に生徒の方を見ると、平気でマンガを読み、歩き回る生徒もいました。キャハハと私語をする生徒の声も聞こえてきます。大輔さんは我慢するためにグッとこぶしを握り締めました。

さらにストレスの種はありました。大輔さんは若手で独身ということもあり「部活の顧問」をさせられました。しかも、その中学校が最も力を入れている野球部の担当です。そのため、土日は練習や試合の引率でほぼつぶれました。

(これが・・・あこがれていた教師なのか?)

それだけではありません。大輔さんが担任していたクラスの女子生徒が登校拒否をするようになり、その子のフォローも大輔さんの仕事でした。その子の自宅に電話をかけても本人と話すことすらできず、自宅に訪問して平日の夜や土日に保護者と何度も会話を重ねました。

公務員の教員は「教職調整額」として、ほんのわずかの手当てが出るだけで、とても労働時間に対して割に合う給料は支給されません。そのため、時給で換算すると驚くほど低い賃金で大輔さんは働いていました。

そんなハードワークが原因で大輔さんはついに限界を迎えます。

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