不登校中の勉強が遅れるので家庭教師を頼んだ話|登校拒否中

育児と教育

不登校中の勉強が遅れるので家庭教師を頼んだ話|登校拒否中

「どんどん勉強が遅れていっちゃうわ」

智子さん(43歳:仮名)は、横に座ってテレビを一緒に見ている娘の優奈ちゃん(中学2年生:仮名)のことで悩んでいました。テレビでは朝のニュース番組で昨日結婚を発表したお笑い芸人について紹介しています。時々、優奈ちゃんが笑う声が横から聞こえてきます。智子さんはぬるくなったコーヒーを口にしながら、ため息をつきました。

優奈ちゃんは現在不登校です。優奈ちゃんは元々繊細な子でしたが、クラスのボス的な女子生徒に目を付けられて、クラス中から無視をされたことがきっかけで中学校に行くことができなくなりました。

「怖い・・・学校に行きたくない」

智子さんは最初のうちは「数日くらいは良いだろう」と、考えていましたが、優奈ちゃんが不登校になってもう2カ月が過ぎました。さすがに智子さんは不安を感じ始めました。

(もう学校の勉強にはついて行けないんだろうな・・・)

ある日の夜、智子さんは、テレビを見ていた優奈ちゃんに話しかけました。

「学校・・・まだ行けそうにない?」

優奈ちゃんが下を向いたまま口をつぐんでいます。智子さんは続けました。

「どんどん勉強が遅れて行っちゃうよね。このままだと優奈の将来の夢だった保育士さんになれないよ。お母さんはそろそろ優奈に学校に行って欲しいな」

すると、優奈ちゃんは首を横に振りました。優奈ちゃんは「無理」とポツリとつぶやきました。

(まだまだ、学校は無理か・・・)

ある日、スマホをいじっていた智子さんはあるネットニュースの記事を目にしました。

家庭教師は不登校の子のサポートとして選ばれています

(家庭教師か・・・)

その時、智子さんは考えました。

いきなり学校に復帰はハードルが高いのかもしれない。とりあえず、不登校になってから全く勉強ができていないから、家庭教師の先生に教えてもらえば、少しは勉強の遅れがましになるかもしれない。
そう考えて、智子さんは家庭教師の無料体験を申し込みました。無料体験で家庭教師の先生に対する優奈ちゃんの反応を見ることにしました。

そして、無料体験の当日。来てくれたのは大学3年生の明るい女性の先生でした。智子さんは先生とあいさつを済ませると優奈ちゃんの部屋で実際に授業を始めることになりました。今日は英語を教えてもらうことになりました。

(優奈は人見知りだけど大丈夫かな?)

智子さんは不安も感じていましたが、優奈さんは明るく気さくな先生に心を開いたようで、時には笑顔も見せながら楽しそうに授業を受けていました。智子さんは優奈さんの反応を見て安心しました。

無料体験が終わり、智子さんが優奈ちゃんに感想を聞いてみました。すると優奈ちゃんは意外にもこう言いました。

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