ゲーミングモニターの購入を検討中。
・S3222HG(DELL)
このモデルはどんな特徴のモニター?注意点とかある?
こんな質問にお答えします。
・S3222HGの特徴や注意点をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
S3222HGのレビュー
S3222HGは、パソコンでも有名なDELLの本格派のゲーミングモニターです。今回は、S3222HGの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
曲面モニターでより臨場感のある映像を楽しめる
S3222HGは、曲面タイプ(1800R:半径1.8mのカーブ)のゲーミングモニターになっています。
1800R
画像引用:DELL
曲面モニターは臨場感がある映像でゲームを楽しむことができますが、「慣れ」が必要で人によっては「酔う」こともあります。曲面モニターの購入を検討する際には、この点をご理解の上で購入することを強くおすすめします。
VAパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。S3222HGは、1920 x 1080(画素数)の『VAパネル』を採用しています。
VAパネルは、正面からはコントラスト(色のメリハリ)が引き締まった美しい映像を楽しむことができますが、ななめから見た時に色が変わりやすい(視野角がせまい)というポイントはご理解の上で選ぶようにされてください。
本格的なゲーミングのスペック
S3222HGは、高速のリフレッシュレート(最大165Hz)、応答速度が最小1ms(MPRT)なので、なめらかでぶれを抑えた映像でゲームを楽しむことができます。
また、FreeSync Premiumにも対応していますので、ティアリング(映像の乱れ)を抑えた安定した映像で快適にゲームをプレイできます。
HDRは非対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
S3222HGは、HDR非対応のモデルですのでご注意ください。
位置調整はチルトと高さ調整のみ
S3222HGは、チルトと高さ調整のみ可能です。スイベルとピボットには非対応ですので、「細かく位置調整をしたい」とお考えの方はご注意ください。
※スイベルとピボットは非対応です
スピーカーはなし
ゲーミングモニターは、スピーカーを搭載していないモデルも多いのですが、S3222HGもスピーカーを内蔵していないモデルです。そのため、ヘッドホンや外付けスピーカーをご用意してもらう必要がありますのでご注意ください。
S3222HGはこんな方におすすめ
「曲面モニターで没入感のある映像でゲームを楽しみたい」という方には、DELLのS3222HGはおすすめです。ただし、曲面モニターは慣れが必要で酔う方がおられる点、位置調整はチルトと高さ調整のみの点、スピーカーは内蔵していない点にはご注意ください。
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
S3222HGの仕様
型番 | S3222HG |
画面サイズ | 31.5インチ |
解像度 | 1920 x 1080 |
パネル方式 | VA (アンチグレア) 曲面:1800R |
リフレッシュレート | 最大165Hz |
応答速度 | 1ms (MPRT) 4ms(GtG) |
HDR | 非対応 |
スピーカー | なし |
ヘッドホン出力 | あり |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
外形寸法 ※スタンド含む |
70.9 x 23.8 x 45.6~55.6 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
9.48 kg |
位置調整 | チルト、高さ |
VRR | AMD FreeSync Premium |
インターフェース | DisplayPort x 1 HDMI x 2 |