
ゲーミングモニターの購入を検討中。
・PX274 Prime(Pixio)
このモデルはどんな特徴のモニター?注意点とかある?購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・PX274 Primeの特徴や注意点をご紹介します
・購入者の感想もご紹介します

映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
PX274 Primeのレビュー
Pixioは、コスパが良いと評判が良いゲーミングモニターを販売しているアメリカの企業(韓国のPNSホールディングスのグループ企業)です。今回は、PX274 Primeの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
普段使いも快適なIPSパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。PX274 Primeは、2560 x 1440(画素数)の『IPSパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。
IPSパネルは、画面をななめから見ても色の変化が少ない(視野角が広い)ので、ゲームだけではなく事務作業や動画の視聴などの普段使いも快適に行うことができます。
最大リフレッシュレートは75Hz
テレビやモニターは、パラパラ漫画のように1秒間に60回(60Hz)の画像を切り替えて動きを表現しています。この1秒間に切り替える回数をリフレッシュレートと呼びますが、リフレッシュレートが高い方が、よりなめらかな映像を楽しめます。
最近のゲーミングモニターは、リフレッシュレート144Hzなどの高速のモデルが増えてきていますが、PX274 Primeは、最大75Hzとリフレッシュレートは低めのモデルになっていますのでご注意ください。
スピーカーはなし
ゲーミングモニターは、スピーカーを搭載していないモデルも多いのですが、PX274 Primeもスピーカーを内蔵していないモデルです。そのため、ヘッドホンや外付けスピーカーをご用意してもらう必要がありますのでご注意ください。
HDRは非対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
PX274 Primeは、HDR非対応のモデルですのでご注意ください。
位置調整はチルトのみ
PX274 Primeは、チルトしか調整できません。高さ調整、スイベル、ピボットは非対応です。そのため、「モニターを細かく調整したい」という方はご注意ください。
※チルトのみ対応です
購入者の声
・テレワークにも良い
・IPSなので視野角や発色が良い
・75Hzは最近のゲーミングの中では低め
・速い動きのゲームを本格的にしたいなら120Hzのモデルが良いかも
PX274 Primeはこんな方におすすめ
「普段使いもきれいな映像で楽しめるゲーミングモニターが良い」という方には、PixioのPX274 Primeはおすすめです。ただし、最大リフレッシュレートが75Hzである点、位置調整はチルトのみの点、スピーカーを内蔵していない点などはご注意ください。

気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
PX274 Primeの仕様
型番 | PX274 Prime |
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | 2560 x 1440 |
パネル方式 | IPS(非光沢) |
リフレッシュレート | DP:最大75Hz HDMI:最大60Hz |
応答速度 | 6ms(GtG) |
HDR | 非対応 |
スピーカー | なし |
イヤホン出力 | あり |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
外形寸法 ※スタンド含む |
61.6 x 46.5 x 25.2 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
4.87 kg |
位置調整 | チルトのみ |
VRR | FreeSync |
インターフェース | DisplayPort x 1 HDMI x 2 |