テレビの購入を検討中。
・C636シリーズ(TCL)
・P636シリーズ(TCL)
この2つのシリーズの違いは何?注意すべき点とかある?購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・C636/P636シリーズの違いや共通する注意点をご紹介します
・購入者の感想をご紹介します。
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
C636/P636の注意点や特徴
TCLは、テレビ販売台数が世界2位(2019年)になるほど、世界中で選ばれている中国の家電メーカーです。C636/P636シリーズは、どちらもTCLの4Kテレビですが、仕様に違いがあります。今回は、C636/P636の違いと注意点をご紹介します。
C636/P636の違い
QLED対応の有無(C636のみ)
C636シリーズは、『QLED』という技術を採用したモデルになります。より広い色彩(WCG)を表現してくれますので、あざやかで美しい色彩を楽しむことができます(P636は非対応)
QLEDとは、簡単にご説明するとバックライトに青色LEDを採用することで、よりあざやかで豊かな色彩を表現できる技術です。
QLED
右:WCG(広色域)
画像引用:TCL
C636/P636の共通の注意点と特徴
Google TVを内蔵しネット動画も手軽に楽しめる
C636/P636シリーズは、Google TVを搭載していますので、ご自宅のWi-Fiに接続するとネット動画も楽しむことができます。さらに、リモコンにはネット動画のダイレクトボタンも配置されているので、ワンプッシュでアプリを起動することができて便利です。
Google TV
Algoエンジン採用で繊細で美しい映像を実現
美しい映像を楽しむためにテレビメーカーは独自に『画像処理エンジン』を開発しています。C636/P636シリーズは、『Algoエンジン』を採用することで、繊細さ、色彩、コントラストなどの補正を行うことで高画質を実現します。
速い動きをなめらかに表現する倍速は非対応
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
C636/P636シリーズは、倍速には対応していないシリーズですので、ご注意ください。
画面をななめから見ると白っぽくなりやすい
C636/P636シリーズは、正面から見ると引き締まった映像を楽しめる『VAパネル』という種類の液晶パネルを採用しています。ただし、VAパネルは画面に角度をつけてななめから見ると白っぽくなりやすいという特徴があります。
お部屋のレイアウトで「画面をななめから見る機会が多い」という方は、この点にはご注意ください。
HDMI端子は4K 60Hzまで
最近のテレビゲームなどは、4K 120Hzなどの高画質で楽しめる製品も増えています。C636/P636シリーズは、このような高画質な映像信号はHDMI端子に入力することはできません。最大で4K 60Hz(1920×1080も60Hz)までになりますのでご注意ください。
購入者の声
C636シリーズの購入者の声
・コスパ良し。画質も音質も十分
・ボタンでネット動画を起動できるのは便利
・音質はいまいち。サウンドバーが欲しい
・番組表がもっさりしている
P636の購入者の声
※実質同じP635シリーズの購入者の声を抜粋
・コスパは最高。ネット動画対応も満足
・画質も音質もまずまず
・リモコンには慣れが必要
・ダイレクトボタンにprime videoがない
ご希望別のおすすめシリーズ
気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
豊かな色彩で美しい映像を楽しみたい方:C636シリーズ
※Amazon限定モデルです
「色彩を豊かに表現できるモデルが良い」という方には、C636シリーズがおすすめです。QLEDを採用し、WCG対応であざやかで豊かな色彩の映像を楽しむことができます。
コスパ重視でネット動画も楽しみたい方:P636シリーズ
※楽天など向けのモデルです
「とにかくコスパ重視」という方には、P636シリーズがおすすめです。非常にお求めやすい価格でネット動画も楽しめる4Kテレビを購入することができます。