モニターの購入を検討中。
・S2721QS(DELL)
どんな特徴のモニター?注意点とかある?購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・S2721QSの特徴や注意点をご紹介します
・購入者の感想をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
S2721QSのレビュー
パソコン関連で有名なDELLのお求めやすい高画質4Kモニター
S2721QSは、パソコンでも有名なDELLが発売している4Kモニターです。今回は、S2721QSの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
普段使いも快適なIPSパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。S2721QSは、4K(画素数:3840 x 2160)の『IPSパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。
IPSパネルは、画面をななめから見ても色の変化が少ない(視野角が広い)ので、事務作業や動画の視聴などを快適に行うことができます。
細かく位置調整することが可能
S2721QSは、チルト、スイベル、高さ調整、ピボットに対応しているモデルですので、細かく位置調整を行うことが可能です。
スピーカーを内蔵
モニターは、スピーカーを搭載していないモデルも少なくないのですが、S2721QSは、モニター本体にスピーカーを内蔵しています。内蔵スピーカーの音質に期待し過ぎは禁物ですが、やはりスピーカー内蔵は何かと便利なことが多いです。
USB Type-Cは非対応
PD対応のUSB Type-Cを搭載したモニターの場合は、映像と電源供給を行うことができるため、配線をすっきりとまとめることができます。S2721QSは、USB Type-Cを搭載していないモデルです。ご注意ください。
HDRは非対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
S2721QSは、HDR非対応のモデルですのでご注意ください。
最大リフレッシュレートは60Hz(4K時)
テレビやモニターは、パラパラ漫画のように1秒間に60回(60Hz)の画像を切り替えて動きを表現しています。この1秒間に切り替える回数をリフレッシュレートと呼びますが、リフレッシュレートが高い方が、よりなめらかな映像を楽しめます。
最近のゲーム用モニター(ゲーミングモニター)は、リフレッシュレート144Hzなどの高速のモデルが増えてきていますが、S2721QSは、4K時に最大60Hzとリフレッシュレートは低めのモデルになっていますのでご注意ください。
購入者の声
・画質はとにかくきれい
・コスパが良い4Kモデル
・画質は良いがスピーカーの音質は良くない
・普段使いには良いがゲームを本格的にするならストレスになる
S2721QSはこんな方におすすめ
「お求めやすい高画質の4Kモニターを探している」という方には、DELLのS2721QSはおすすめです。ただし、HDRには非対応の点、最大リフレッシュレートは4K 60Hzの点はご注意ください。
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
S2721QSの仕様
型番 | S2721QS |
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | 4K(3840 x 2160) |
パネル方式 | IPS (アンチグレア) |
リフレッシュレート | 60Hz(4K時) |
色域 | 99%(sRGB) |
輝度 | 350 cd/m2 |
応答速度 | 4ms (GtG) |
HDR | 非対応 |
スピーカー | あり |
オーディオ出力 | あり |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
外形寸法 ※スタンド含む |
61.2 x 18.7 x 40.0~51.0 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
5.6 kg |
位置調整 | チルト、スイベル、高さ、ピボット |
VRR | FreeSync |
インターフェース | HDMI x 2 DisplayPort x 1 |