
モニターの購入を検討中。
・VZ249HR(ASUS)
このモデルはどんな特徴のモニター?注意点とかある?購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・VZ249HRの特徴や注意点をご紹介します
・購入者の感想をご紹介します

映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
世界で選ばれているASUSの高コスパのモニター
ASUSは、パソコンやスマホに関する製品の製造・販売を行っている台湾の企業です。今回は、ASUSのVZ249HRの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
普段使いも快適なIPSパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。VZ249HRは、1920 x 1080(画素数)の『IPSパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。
IPSパネルは、画面をななめから見ても色の変化が少ない(視野角が広い)ので、ゲームだけではなく事務作業や動画の視聴などの普段使いも快適に行うことができます。
スピーカーを内蔵
モニターは、スピーカーを搭載していないモデルも少なくないのですが、VZ249HRは、モニター本体にスピーカーを内蔵しています。内蔵スピーカーの音質に期待し過ぎは禁物ですが、やはりスピーカー内蔵は何かと便利なことが多いです。
VESAマウント(壁掛け)は非対応
VZ249HRは、VESAマウント(壁掛け規格)には対応していないモデルになります。そのため、モニターアームを使用したい、VESA規格の穴を利用して壁掛けを行いたいと考えている方は注意が必要です。
DisplayPortは非対応
VZ249HRは、DisplayPort入力を搭載していません。HDMIとアナログRGBのみのモデルになっています。そのため、「DisplayPortでパソコンと接続したい」とお考えの方は避けた方が良いです。
最大リフレッシュレートは60Hz(1920 x 1080時)
テレビやモニターは、パラパラ漫画のように1秒間に60回(60Hz)の画像を切り替えて動きを表現しています。この1秒間に切り替える回数をリフレッシュレートと呼びますが、リフレッシュレートが高い方が、よりなめらかな映像を楽しめます。
最近のゲーミングモニター(ゲーム用)は、リフレッシュレート144Hzなどの高速のモデルが増えてきていますが、VZ249HRは、最大60Hz(1920 x 1080時)とリフレッシュレートは低めのモデルになっていますのでご注意ください。
HDRは非対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
VZ249HRは、HDRに非対応のモデルですのでご注意ください。
位置調整はチルトのみ
VZ249HRは、チルトのみしか調整できないモデルになります。そのため、「スイベルや高さ調整もしたい」という方はご注意ください。
※チルトのみです
購入者の声
・仕事用で購入。画質がきれいで問題もなし。
・3年使用して不具合もなし。使いやすくて大満足
・壁掛けできない
・高さ調整ができない
VZ249HRはこんな方におすすめ
「普段使いもきれいな映像で楽しめるモニターを低価格で購入したい」という方には、ASUSのVZ249HRはおすすめです。ただし、VESA規格に非対応の点、位置調整はチルトのみである点などはご注意ください。

気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
VZ249HRの仕様
型番 | VZ249HR |
画面サイズ | 23.8インチ |
解像度 | 1920 x 1080 |
パネル方式 | IPS(ノングレア) |
リフレッシュレート | 最大60Hz(1920 x 1080時) |
応答速度 | 5ms (GtG) |
HDR | 非対応 |
スピーカー | あり |
ヘッドフォンジャック | なし |
VESAマウント | 非対応 |
外形寸法 ※スタンド含む |
54.0 x 39.1 x 21.1 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
2.9 kg |
位置調整 | チルトのみ |
インターフェース | HDMI x 1 D-sub x 1 |