
モニターの購入を検討中。
・SE3223Q(DELL)
どんな特徴のモニター?注意点とかある?購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・SE3223Qの特徴や注意点をご紹介します
・購入者の感想をご紹介します

映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
SE3223Qのレビュー
パソコン関連で有名なDELLのお求めやすい高画質4Kモニター
SE3223Qは、パソコンでも有名なDELLが発売している4Kモニターです。今回は、SE3223Qの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
VAパネルを採用している点は注意
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。SE3223Qは、3840 x 2160(画素数)の『VAパネル』を採用しています。
VAパネルは、IPSパネルと比較するとななめから見た時に、色が変わりやすい(視野角がせまい)というポイントはご理解の上で選ぶようにされてください。
位置調整はチルトのみ
SE3223Qは、チルトのみしか調整できないモデルになります。そのため、「スイベルや高さ調整もしたい」という方はご注意ください。
※チルトのみ対応です
スピーカーはなし
モニターは、スピーカーを搭載していないモデルも多いのですが、SE3223Qもスピーカーを内蔵していないモデルです。そのため、外付けスピーカーなどをご用意してもらう必要がありますのでご注意ください。
USB Type-Cは非対応
PD対応のUSB Type-Cを搭載したモニターの場合は、映像と電源供給を行うことができるため、配線をすっきりとまとめることができます。SE3223Qは、USB Type-Cを搭載していないモデルです。ご注意ください。
HDRは非対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
SE3223Qは、HDR非対応のモデルですのでご注意ください。
最大リフレッシュレートは60Hz(4K時)
テレビやモニターは、パラパラ漫画のように1秒間に60回(60Hz)の画像を切り替えて動きを表現しています。この1秒間に切り替える回数をリフレッシュレートと呼びますが、リフレッシュレートが高い方が、よりなめらかな映像を楽しめます。
最近のゲーミングモニター(ゲーム用)は、リフレッシュレート144Hzなどの高速のモデルが増えてきていますが、SE3223Qは動画の視聴や事務作業などの普段使い用としては一般的な最大60Hz(3840 x 2160時)のリフレッシュレートとなっています。
リモコンはなし
SE3223Qは、リモコンを付属していないモデルになりますので、ご注意ください。
購入者の声
・画質が良く設定も簡単
・小さい文字も見やすい
・スピーカーがないのが残念
・スタンドの高さ調整がない
SE3223Qはこんな方におすすめ
「お求めやすい高画質の4Kモニターを探している」という方には、DELLのSE3223Qはおすすめです。ただし、VAパネルを採用している点、位置調整がチルトのみの点、スピーカーを内蔵していない点などはご注意ください。

気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
SE3223Qの仕様
型番 | SE3223Q |
画面サイズ | 31.5 インチ |
解像度 | 4K(3840 x 2160) |
パネル方式 | VA(ノングレア) |
リフレッシュレート | 60Hz(4K時) |
色域 | 99%(sRGB) |
輝度 | 300 cd/m2 |
応答速度 | 4ms (GtG) ※エクストリーム時 |
HDR | 非対応 |
スピーカー | なし |
オーディオ出力 | あり |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
外形寸法 ※スタンド含む |
71.3 x 51.1 x 21.8 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
7.79 kg |
位置調整 | チルト |
VRR | FreeSync |
インターフェース | HDMI x 2 DisplayPort x 1 |