モニターの購入を検討中。
・32SR83U-W(LG)
このモデルはどんな特徴のモニター?注意点とかある?
こんな質問にお答えします。
・32SR83U-Wの特徴や注意点をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
32SR83U-Wのレビュー
LGは、韓国の企業でお求めやすい価格と良質な品質で世界中で愛されているモニターやテレビを販売しています。今回は、32SR83U-Wの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
普段使いも快適なIPSパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。32SR83U-Wは『IPSパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。
IPSパネルは、画面をななめから見ても色の変化が少ない(視野角が広い)ので、美しい映像でゲームや映画なども楽しむことができます。
豊富なネット動画を楽しめる
32SR83U-Wは、ネット動画を視聴するための機能を内蔵しているので、ご自宅のWi-Fi(無線LAN)に接続するとYouTubeなどのネット動画を楽しむことができます。
USB Type-C対応で配線をすっきりとまとめられる
PD対応のUSB Type-Cを搭載したモニターの場合は、ケーブル1本で映像と電源供給を行うことができるため、配線をすっきりとまとめることができます。32SR83U-Wは、USB Type-C入力(最大65WのPD対応)を搭載しているので、デスク周辺の配線をシンプルにまとめることが可能です。
HDR対応ですが注意が必要
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
32SR83U-Wは、HDR対応のモデルになっていますので、光の明暗もきれいに表現してくれます。ただし、HDR10と呼ばれる「HDRにとりあえず対応している」という規格ですので過度の期待はしない方が良さそうです。
DisplayPortは非対応
32SR83U-Wは、DisplayPort入力を搭載していません。HDMIとUSB Type-Cのみのモデルになっています。そのため、「DisplayPortでパソコンと接続したい」とお考えの方は避けた方が良いです。
スイベルとピボットは非対応
32SR83U-Wは、チルトと高さしか調整できないモデルになります。そのため、「スイベル調整やピボットもしたい」という方はご注意ください。
※チルトと高さ調整のみ対応です
32SR83U-Wはこんな方におすすめ
「きれいな映像でゲームや映画、ネット動画も楽しみたい」という方には、LGの32SR83U-Wはおすすめです。ただし、スイベルやピボットには非対応の点、DisplayPort入力は搭載していない点などはご注意ください。
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
32SR83U-Wの仕様
型番 | 32SR83U-W |
画面サイズ | 31.5インチ |
解像度 | 3840 x 2160(4K) |
パネル方式 | IPS (アンチグレア) |
リフレッシュレート | 60Hz |
応答速度 | 5ms (GtG) ※Faster設定時 |
HDR | HDR10 |
スピーカー | 5W + 5W |
Wi-Fi(無線LAN) | 対応 |
外形寸法 ※スタンド含む |
71.4 x 21.7 x 49.8~60.8 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
7.7 kg |
位置調整 | チルト、高さ調整 |
VESA壁掛け | 100 x 100 mm |
インターフェース | HDMI x 2 USB-C x 1(PD 最大65W) USB-C x 2(ダウンストリーム) |