ゲーミングモニターの購入を検討中。
・G255PF E2(MSI)
このモデルはどんな特徴のモニター?注意点とかある?
こんな質問にお答えします。
・G255PF E2の特徴や注意点をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
G255PF E2のレビュー
MSIは、パソコン本体や関連製品の販売を行っている台湾の企業です。今回は、G255PF E2の特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
普段使いも快適なIPSパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。G255PF E2は、1920 x 1080(画素数)の『IPSパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。
IPSパネルは、画面をななめから見ても色の変化が少ない(視野角が広い)ので、ゲームだけではなく事務作業や動画の視聴などの普段使いも快適に行うことができます。
本格的なゲーミングのスペック
G255PF E2は、高速のリフレッシュレート(最大180Hz)、応答速度が1ms(GtG)なので、なめらかでぶれを抑えた映像でゲームを楽しむことができます。
また、Adaptive-Syncにも対応していますので、ティアリング(映像の乱れ)を抑えた安定した映像で快適にゲームをプレイできます。
HDRは非対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
G255PF E2は、HDR非対応のモデルですのでご注意ください。
スピーカーを内蔵
モニターは、スピーカーを搭載していないモデルも少なくないのですが、G255PF E2は、モニター本体にスピーカーを内蔵しています。内蔵スピーカーの音質に期待し過ぎは禁物ですが、やはりスピーカー内蔵は何かと便利なことが多いです。
位置調整を細かく調整しやすい
G255PF E2は、チルト、スイベル、高さ調整、ピボット(縦回転)に対応していますので、疲れにくい状態に細かく調整することが可能です。
USB Type-Cは非対応
PD対応のUSB Type-Cを搭載したモニターの場合は、映像と電源供給を行うことができるため、配線をすっきりとまとめることができます。G255PF E2は、USB Type-Cを搭載していないモデルです。ご注意ください。
G255PF E2はこんな方におすすめ
「普段使いもきれいな映像で楽しめる本格的なゲーミングモニターが良い」という方には、MSIのG255PF E2はおすすめです。ただし、HDR非対応の点、USB Type-Cは非対応の点などにはご注意ください。
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
G255PF E2の仕様
型番 | G255PF E2 |
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | 1920 x 1080 |
パネル方式 | IPS (非光沢) |
リフレッシュレート | 最大180Hz |
応答速度 | 1ms (GtG) |
HDR | 非対応 |
スピーカー | あり |
ヘッドホン出力 | あり |
VESAマウント | VESA100 |
外形寸法 ※スタンド含む |
55.8 x 22.8 x 38.2 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
5.3 kg |
位置調整 | チルト、スイベル、高さ調整、ピボット |
VRR | Adaptive-Sync |
インターフェース | DisplayPort x 1 HDMI x 2 |