
テレビの購入を検討中。
・C755シリーズ(TCL)
・QM8Bシリーズ(TCL)
この2つのシリーズの違いは何?注意すべき点とかある?
こんな質問にお答えします。
・C755/QM8Bシリーズの違いと共通する注意点をご紹介します

映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
C755/QM8Bの違いや注意点
TCLは、テレビ販売台数が世界2位(2022〜2023年)になるほど、世界中で愛される中国の企業です。C755/QM8Bシリーズは、どちらもTCLの4Kテレビで、結論から申し上げると実質同じシリーズです。
C755/QM8Bの違い
実質同じで販売先の違い
C755/QM8Bシリーズは、テレビとしての性能は実質同じで、販売先が異なります。
・C755:楽天や家電量販店向け
・QM8B:Amazon向け
そのため、普段利用するネットショップが取り扱っている方を購入すると良いかと思われます。
C755/QM8Bの共通の特徴
QLEDで豊かな色を表現
C755/QM8Bシリーズは『QLED』を採用しているのが大きな特徴です。QLEDは、バックライトに青色LEDを使用することで、通常の液晶パネルよりもより豊富な色を表現できる技術です。そのため、C755/QM8Bシリーズでは深みのある色彩を楽しむことができます。
高画質を実現するmini LED採用
テレビの画質の良さを判断する1つの基準に「黒をしっかりと黒く表現できるか」という項目があります。液晶テレビは、バックライトと呼ばれる光を当てて映像を映し出しますので、夜空などの映像の黒い部分も白っぽくなりやすいという特徴があります。
C755/QM8Bシリーズは『Mini LED』を採用することで、光を当てる範囲を細かく制御することができるので、より黒をしっかりと黒く表現します。
速い動きをなめらかに表現する倍速対応
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
C755/QM8Bシリーズは倍速対応なので、動きが速いスポーツなどもスムーズでなめらかな映像で楽しむことができます。
ゲームモード対応でゲームも快適に楽しめる
先述しましたが、テレビはパラパラ漫画のように1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、激しい動きのゲームではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。
C755/QM8Bシリーズは、ゲームモード時に144Hz(1秒間に144回)の映像を切り替えることで非常になめらかにゲームを楽しむことができます。
さらにC755/QM8Bシリーズは、AMD FreeSync Premium Proにも対応していますので、ティアリング(映像の乱れ)を抑えた安定した映像で快適にゲームをプレイできます。
ネット動画もテレビの大画面で楽しめる
C755/QM8Bシリーズは、Google TVを内蔵しているので、ご自宅の無線LAN(Wi-Fi)に接続するとネット動画もテレビの大画面で楽しむことができます。
Google TV対応
豊富なネット動画も楽しめます
画像引用:TCL
C755/QM8Bシリーズの注意点
ななめから見ると白っぽくなりやすい
C755/QM8Bシリーズは、正面から見るとコントラスト(色のメリハリ)がしっかりとした映像を楽しめますが、ななめから見ると白っぽくなりやすい『VAパネル』を採用しています。
そのため、お部屋のレイアウトの関係で「テレビをななめから見る機会が多い」という方は、ご注意ください。
ご希望別のおすすめシリーズ

気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
Amazonを利用することが多い方:QM8Bシリーズ
※Amazon向けのモデルです
「Amazonを利用することが多い」という方には、QM8Bシリーズがおすすめです。QLED対応で深みのある色彩、倍速対応でなめらかな映像をお求めやすい価格で楽しむことができます。
楽天や家電量販店を利用することが多い方:C755シリーズ
※楽天・家電量販店向けのモデルです
「楽天を利用することが多い」という方には、C755シリーズがおすすめです。QM8Bシリーズ同様にQLED、倍速対応の高画質モデルをお求めやすい価格で楽しめます。