ゲーミングモニターの購入を検討中。DELLの
・S2725DS-A
・S2725HS-A
この2モデルの違いは何?注意点とかある?
こんな質問にお答えします。
・S2725DS-A/S2725HS-Aの違いや注意点を解説します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
S2725DS-A/S2725HS-Aの違い
画面を構成するドットの数の違い
モニターは、画面に細かいドットが並べられており、1つ1つがさまざまな色に光ることで映像を表現します。この画面を構成するドットの数を画素数と呼びます。S2725DS-A/S2725HS-Aは、画面に並べられたドットの数が違います。
【S2725DS-A】
横2560 x 縦1440 個のドット
【S2725HS-A】
横1920 x 縦1080 個のドット
そのため、S2725DS-Aの方がより細かく繊細な映像を表現することが可能です。
DisplayPort入力対応の有無
S2725DS-A/S2725HS-Aは、入力の仕様に違いがあります。
【S2725DS-A】
・HDMI x 2
・DisplayPort x 1
【S2725HS-A】
・HDMI x 2
S2725HS-Aは、DisplayPort非対応ですのでご注意ください。
共通の特徴や注意点
普段使いも快適なIPSパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。S2725DS-A/S2725HS-Aは、『IPSパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。
IPSパネルは、画面をななめから見ても色の変化が少ない(視野角が広い)ので、事務作業や動画の視聴などを快適に行うことができます。
スピーカーも内蔵
モニターは、スピーカーを搭載していないモデルも少なくないのですが、S2725DS-A/S2725HS-Aは、モニター本体にスピーカーを内蔵しています。内蔵スピーカーの音質に期待し過ぎは禁物ですが、やはりスピーカー内蔵は何かと便利なことが多いです。
細かく位置調整をすることが可能
S2725DS-A/S2725HS-Aは、チルト、スイベル、高さ調整、ピボットに対応しているので疲れにくい状態に細かく調整することが可能です。
HDRは非対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
S2725DS-A/S2725HS-Aは、HDR非対応のモデルですのでご注意ください。
最大リフレッシュレートは100Hz
テレビやモニターは、パラパラ漫画のように1秒間に60回(60Hz)の画像を切り替えて動きを表現しています。この1秒間に切り替える回数をリフレッシュレートと呼びますが、リフレッシュレートが高い方が、よりなめらかな映像を楽しめます。
S2725DS-A/S2725HS-Aは、最大100Hzと普段使い用のモニターとしては高めのリフレッシュレートになっていますので、よりなめらかな映像で動画も楽しむことができます。
USB Type-Cは非対応
PD対応のUSB Type-Cを搭載したモニターの場合は、映像と電源供給を行うことができるため、配線をすっきりとまとめることができます。S2725DS-A/S2725HS-Aは、USB Type-Cを搭載していないモデルです。ご注意ください。
ご希望別のおすすめモデル
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
より繊細な映像で事務作業を行いたい方:S2725DS-A
「より細かい部分もきれいに表現してくれるモニターが良い」という方には、S2725DS-Aがおすすめです。QHD(2560 x 1440)の繊細な映像でより快適に事務作業を行うことができます。
できるだけ価格を抑えたい方:S2725HS-A
「きれいな映像で事務作業を行いたいけど、価格は抑えたい」という方には、S2725HS-Aがおすすめです。非常にお求めやすい価格で事務作業を快適に行えるモニターを購入することができます。