アイドルオタクの悲惨な末路|お金や青春の全てをささげた男

社会問題
karitoke

アイドルオタクの悲惨な末路|お金や青春の全てをささげた男

「気づくと人生どん詰まりですよ」

僕は大学生の時、地元の福岡を拠点とする女の子の4人組アイドルユニットに夢中になりました。メンバーは当時中学生で平均年齢は14歳。その中でも僕は『みゆ』という子の大ファンになりました。みゆちゃんが歌ったり踊ったりするのを見ると胸にグッとくるんです。

みゆちゃんを有名にしてあげたい

僕は肥満体形で、彼女はおろか友達もほとんどいない味気ない人生をずっと送っていましたが、みゆちゃんを応援している時だけは『生きる意味』を感じることができたんです。みゆちゃんが他県で講演をする際には飛行機を使って追いかけて行ったくらいです。往復の交通費だけで5万円くらいかかることもありましたが、それくらいの出費は彼女の夢を追うための必要経費のようなものだと思っていました。

さらにライブのたびに僕はグッズやCDを2万円以上は購入しました。みゆちゃんだけが僕の生きがいだったんです。

実は、アイドルオタクになると意外なところで恩恵を受けました。

友達がたくさんできたんですよ

『アイドルを応援する』という同じ夢を追いかける同志たちとはライブ会場で連絡先を交換して、SNSでリプ(返信)をしあったり、オフ会として実際に居酒屋でお酒を飲むこともありました。

交友関係が少ない僕でしたが、アイドルを通じて、仲間を得ることができ、人生を豊かにできたのも事実なんです。

「アイドルオタクになって本当に良かった」

僕はそう確信していました。みゆちゃんに夢中になって僕の人生は明るいものに変わったように感じていたんです。

みゆちゃんに夢中になって過ごした大学時代、僕は勉強を一切しませんでした。そのため、就職先も決まらないまま大学を卒業。その後はコンビニのバイトをしていました。実家暮らしだったので生活はできたんです。

「みゆちゃんがいれば僕はそれで良い」

そんなことを考えながら時間をダラダラと過ごして、気が付くと26歳になり、一緒にアイドルを応援していたファンの友達とは次第に疎遠になっていきました。彼らは僕と遊びながらもしっかりと勉強して、資格を取ったり、知識を深めて企業に正社員として就職していきました。そして、アイドルオタクは卒業して、彼女を作ったり家庭を築いていきました。

しかし、僕には守るもの、人に誇れるものは1つもありませんでした。

みゆちゃんしか僕にはいない

一生をかけて、みゆちゃんを応援しようと本気で考えていた時です。ある日突然、みゆちゃんから衝撃的な発表がありました。

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