
パナソニックのビエラ『LX900シリーズ』は、どんなテレビなの?注意点はある?
こんな質問にお答えします。
・ビエラのLX900シリーズの特徴をご紹介します
・LX900シリーズの注意点をご紹介します

映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します。
LX900シリーズの特徴・注意点
高画質を楽しむためのハイグレードな4K液晶ビエラ
LX900シリーズは、パナソニックの4K液晶テレビの中でも、グレードが高いシリーズで高画質を楽しむための機能を多数搭載しています。ネット動画を視聴するための機能も搭載した多機能なシリーズですが、注意点もございますのでご紹介します。
LX900シリーズの4つの特徴
様々な映像を4Kの高画質で楽しめる
地デジ放送やDVD、ネット動画などのように荒い(低解像度)の映像も、LX900シリーズは4Kにコンバート(変換)してくれるので、あらゆる映像を4K画質で楽しむことができます。
引き締まった美しい映像を実現
LX900シリーズは『Wエリア制御』を採用し、バックライトのエリア制御(細かい範囲)、コントラスト制御(色のメリハリ)を細かく行うことで、明暗のある映像も細部まで美しく表現します。
倍速機能で動きが速い映像もなめらかに表現
LX900シリーズは倍速機能に対応したシリーズです。
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
LX900シリーズは、さらに物体の動く量を検知して最適な処理を行うことで、さらになめらかでクリアな映像を楽しむことができます。
大画面でネット動画も美しく楽しめる
LX900シリーズは、テレビ本体にネット動画を視聴する機能を内蔵しています。そのため、ご自宅のWi-Fiに接続すればテレビの大画面でネット動画も視聴することができます。また、リモコンのダイレクトボタンを押すとワンプッシュでネット動画を起動することができるのも便利です。
LX900シリーズの注意点
サイズで採用している液晶パネルが異なる
液晶テレビは、液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。LX900シリーズは、43V型と49V型で採用している液晶パネルのタイプが違いますので注意が必要です。この点を理解して選ぶことを強くおすすめします。LX900シリーズは以下のようになっています。
43V型:VAパネル
49V型:IPSパネル
次の画像はイメージですが、違いを理解しやすいかと思います。
43V型はVAパネルを採用しているので、正面から見るとコントラスト(色のメリハリ)がしっかりとした引き締まった映像が楽しめますが、ななめから見ると白くなりやすい傾向があります。お部屋のレイアウトで「テレビをななめから見る機会が多い」という方はご注意ください。
LX900シリーズはこんな方におすすめ
「テレビはやはりビエラ。美しい映像を楽しめるモデルが良い」という方は、4K液晶ビエラの中でもグレードが高いLX900シリーズがおすすめです。Wエリア制御や倍速機能で美しい映像をなめらかに楽しむことができます。しかし、サイズで採用されている液晶パネルが違う(43V型は正面はきれいですがななめから見ると白くなりやすい)という点は、ご理解の上で選んでください。

気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
お求めやすさが魅力の43V型
ななめから見ても美しい49V型
LX900シリーズの仕様
型式 | TH-43LX900 | TH-49LX900 |
画面サイズ | 43V | 49V |
解像度 | 4K(3840 x 2160) | |
液晶パネル | VA | IPS |
エンジン | ヘキサクロマドライブ | |
4Kチューナー | 2 | |
地デジ・BS・CSチューナー | 3 | |
HDMI数 | 4 | |
ARC | HDMI2のみ | |
LAN端子 | 1 | |
無線LAN | 対応 | |
USB HDD録画 | 対応 | |
壁掛け | オプション金具で対応 | |
外形寸法(cm) スタンドを含む |
96.6 x 61.7 x 25.0 | 109.9 x 69.1 x 25.0 |
重量(kg) スタンドを含む |
16.0 | 19.0 |
添付品 | 取扱説明書、リモコン(電池含む)、電源コードなど |