テレビの購入を検討中。SONYの
・X85K(2022年モデル)
・X85J(2021年モデル)
この2つのシリーズの違いは何?注意点とかはあるの?購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・X85K/X85Jシリーズの違いを解説します
・2つのシリーズの注意点をご紹介します
・購入者の感想をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
X85KとX85Jの違いについて
『X85Kシリーズ』と『X85Jシリーズ』の違いをより深く理解してもらうために、まずは簡単に2つのシリーズの共通点をご紹介します。
X85K/X85Jの共通点
どちらも倍速に対応
X85Kシリーズ、X85Jシリーズは、スポーツなどの動きが速い映像もなめらかに表現するのための『倍速』に対応しています。
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
4K 120Hzの入力に対応
X85K/X85Jシリーズは、どちらも4K 120Hz(120fps)のHDMI入力に対応していますので、スムーズでなめらかな映像を楽しむことができます。
VRR/ALLMに対応
ゲーム用の機能になりますが、画像の乱れ(ティアリング)を抑制して安定した画像を楽しんだり、ゲームをする際に、遅延が少ない状態に自動的に設定してくれるのでより快適にゲームをプレイすることができます。
X85K/X85Jの違い
ハンズフリー音声検索の対応(X85Kのみ)
声でテレビの電源やチャンネル、音量調整の操作ができるとお料理の時など手が離せない時に便利です。この『ハンズフリー操作』に対応しているのはX85Kシリーズのみ(X85Jは非対応)になります。
ブラビアカムに対応(X85Kのみ)
『ブラビアカム』とは、テレビに専用カメラ(別売り)を取り付けて、ジェスチャーでテレビを操作したり、ビデオチャットなどで活用する機能です。X85Kシリーズのみが対応しています(X85Jは非対応)。
サイズの違い
X85K/X85Jシリーズは対応しているサイズも違います。X85Jシリーズは、大型のサイズも取り扱いがあります。
●:対応
サイズ | X85K | X85J |
43V | ● | ● |
50V | ● | ● |
55V | ● | ● |
65V | – | ● |
75V | – | ● |
X85K/X85Jの共通の注意点
直下型LED部分駆動は非採用
液晶テレビの画質の良さを判断する1つの基準が「黒をどれだけ黒く表現できるか」というものがあります。液晶テレビは、バックライトと呼ばれる光を当てて映像を映すため夜空など映像の黒い部分も白っぽくなりやすいという特徴があります。
4K液晶ブラビアのハイグレードなモデルでは、黒をしっかりと黒く表現するために『直下型LED部分駆動』を採用し、バックライトの光の範囲を細かく制御しています。
X85K/X85Jシリーズは、この直下型LED部分駆動は非対応ですのでご注意ください。
購入者の声
X85Jシリーズの購入者の声
・なめらかな映像がきれい
・とにかく画質がきれい
・リモコンの反応はやや遅め
・たまに再起動することがある
X85Kシリーズの購入者の声
・画質が最高に良い
・価格は高いがやはりSONY
・Google TVは慣れが必要
ご希望別のおすすめモデル
気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
機能よりもお買い得なモデルが良い方:X85Jシリーズ
「最新ではなくても良いのでお買い得な方が良い」という方には、X85Jシリーズがおすすめです。2021年モデルということで、型落ち(最新ではない)のモデルなので、価格も下がっており、倍速対応でスポーツもなめらかに楽しめる4K液晶ブラビアをお買い得な価格で購入することができます。
機能が追加された新しいモデルが良い方:X85Kシリーズ
「ハンズフリーなどに対応した新しいモデルが良い」という方には、X85Kシリーズがおすすめです。ブラビアカムも対応しており、さらに便利で快適にテレビを楽しむことができます。