テレビの購入を検討中。
・P635シリーズ（TCL）
・P735シリーズ（TCL）
この2つのシリーズの違いは何？注意すべき点とかある？
こんな質問にお答えします。
・P635/P735シリーズの違いが分かります
・選ぶ際の注意点が分かります
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
P635/P735の違いや特徴を解説
TCLは、テレビの出荷台数が世界2位（2019年）と世界中で愛されている中国の企業です。P635/P735シリーズの違いの理解をより深めてもらうために、まず簡単に共通点をご紹介します
P635/P735の共通点
Google TV内蔵でネット動画も楽しめる
P635/P735シリーズは、Google TVを内蔵しているので、ご自宅のWi-Fiに接続するとネット動画をテレビの大画面で楽しむことができます。また、リモコンには『ダイレクトボタン』が配置されているので、そちらを押すとすぐにアプリを起動して動画を楽しめるのも便利です。
Google TV
Algoエンジン採用で繊細で美しい映像を実現
美しい映像を楽しむためにテレビメーカーは独自に『画像処理エンジン』を開発しています。P635/P735シリーズは、『Algoエンジン』を採用することで、繊細さ、色彩、コントラストなどの補正を行うことで高画質を実現します。
P635/P735の違い
販売先の違い
P635シリーズとP735シリーズは、流通に違いがあります。
P635：Amazon限定
P735：家電量販店向け
そのため、P635シリーズをご希望の方はAmazon、P735シリーズをご希望の方は楽天や家電量販店で購入する必要があります。
WCG対応（P735のみ）
P735シリーズは、WCG（広色域）を採用していますので、よりあざやかな色彩で映像を表現することが可能です（P635は非対応）。
※WCGのイメージです
左：通常のテレビ / 右：WCG対応
画像引用：TCL
扱っているサイズの違い
P635/P735シリーズは、取り扱ってるサイズに違いがあります。P735シリーズは、非常に大型の75V型も取り扱いがあります。
●：対応
| サイズ | P635 | P735 |
| 43V | ● | ● |
| 50V | ● | ● |
| 55V | ● | ● |
| 65V | ● | ● |
| 75V | – | ● |
P635/P735の共通の注意点
ななめから見ると白っぽくなりやすい
P635/P735シリーズは、画面に対して正面から見る場合は、コントラスト（色のメリハリ）がしっかりとした美しい映像を楽しめますが、画面に角度をつけて視聴すると映像が白っぽくなりやすい『VAパネル』を採用したモデルになります。
そのため、お部屋のレイアウトで「テレビをななめから見る機会も多い」という方は、注意が必要です。
倍速駆動は非対応
スポーツのような速い動きもなめらかに表現する『倍速駆動』ですが、P635/P735シリーズは対応していません。
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『（倍速駆動）倍速』と呼ばれる機能です。
ご希望別のおすすめシリーズ
気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ！
コスパ重視の4Kでネット動画も楽しみたい方：P635シリーズ
※Amazon限定モデルです
「とにかくコスパが良い4Kテレビの大画面でネット動画も手軽に楽しみたい」という方には、P635シリーズがおすすめです。Google TV内蔵の4Kテレビをかなりお求めやすい価格で購入することができます。
あざやかな色彩で美しい映像を楽しみたい方：P735シリーズ
※家電量販店（楽天など）モデルです
「あざやかな色彩の処理が追加されたお求めやすい4Kが良い」という方には、P735シリーズがおすすめです。WCG（広色域）に対応しているので、より鮮明な色彩を楽しむことができます。