テレビの購入を検討中。LGの
・NANO75(2021年モデル)
・NANO76(2021年モデル)
この2つのシリーズの違いは何?注意点とかあるの?
こんな質問にお答えします。
・NANO75/NANO76シリーズの違いが分かります
・選ぶ時の注意点をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
NANO75/NANO76の違いや注意点
LGは、韓国の企業でお求めやすい価格と良質な品質で世界中で愛されているテレビを販売しています。今回は、細かい部分は省略しつつ、NANO75/NANO76シリーズの違いや注意点をご紹介します。
NANO75/NANO76の違い
スタンドの違い
NANO75/NANO76シリーズは、スタンドの形状が違います。テレビとしての性能は同等です。
NANO75シリーズ:2本足タイプ
NANO76シリーズ:中央タイプ
左:NANO75 / 右:NANO76
画像引用:LG
共通する特徴や注意点
Nanoセルディスプレイを採用
NANO75/NANO76シリーズは、Nanoセルディスプレイを採用しているので、緑や赤をより美しく表現することが可能です。
1nmという極小粒子を超精密に敷きつめたLG独創の「NanoCell Display」。これまでノイズが多く発生していた赤や緑の色の純度や濃さが向上。これによりコントラストが強化され、よりクリアで、より鮮明な表現が可能です。
ネット動画も楽しめる
NANO75/NANO76シリーズは、どちらもネット動画を視聴するための機能を内蔵しているので、ご自宅のWi-Fiに接続するとYouTubeなどのネット動画もテレビの画面で楽しむことができます。
サイズで液晶パネルの種類が違うので注意
これは、かなり重要なポイントなので、ぜひ購入前にチェックしてもらいたい項目です。NANO75/NANO76シリーズはサイズで採用している液晶パネルの種類が違います。
テレビには『VAパネル』と『IPSパネル』という2種類の液晶パネルが使用されています。VAパネルは、正面から見る場合は、IPSパネルよりもコントラスト(色のメリハリ)が高く、引き締まった映像を楽しむことができますが、ななめから見ると白っぽくなりやすいという特徴があります。
そのため、お部屋のレイアウトの関係で「画面をななめから見る機会も多い」という方は、ななめから見ても画質が変わりにくいIPSパネルを選ぶことをおすすめします。
●:VA / ★:IPS
サイズ | NANO75 | NANO76 |
43V | ★ | ★ |
50V | ● | ● |
55V | ★ | ★ |
65V | ★ | ★ |
75V | – | ★ |
スポーツもなめらかに楽しむための倍速は非対応
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
NANO75/NANO76シリーズは、倍速は対応していないシリーズになりますのでご注意ください。
録画機能は注意(内蔵しているチューナーは少なめ)
NANO75/NANO76シリーズは、内蔵しているチューナーが数が少なめのシリーズです。
・4Kチューナー:1系統
・地デジチューナー:2系統
・BS/CSチューナー:2系統
そのため、裏番組録画に関しては、4K放送はできず、地デジやBS/CSは1番組のみです。裏番組録画をよく活用される方は、この点にはご注意ください。
HDMI端子は4K 60Hzまで
最近のテレビゲームなどは、4K 120Hzなどの高画質で楽しめる製品も増えています。NANO75/NANO76シリーズは、このような高画質な映像信号はHDMI端子に入力することはできません。最大で4K 60Hz(1920×1080も60Hz)までになりますのでご注意ください。
ご希望別のおすすめシリーズ
気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!