
テレビの購入を検討中。LGの
・OLED B1(2021年モデル)
・OLED B2(2022年モデル)
この2つのシリーズの違いは何?注意点とかあるの?
こんな質問にお答えします。
・OLED B1/OLED B2シリーズの違いが分かります
・選ぶ時の注意点をご紹介します

映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
OLED B1/OLED B2の違いや注意点
LGは、韓国の企業でお求めやすい価格と良質な品質で世界中で愛されているテレビを販売しています。今回は、細かい部分は省略しつつ、OLED B1/OLED B2シリーズの違いや注意点をご紹介します。
OLED B1/OLED B2の違い
AI映像/AI映像プロの違い
OLED B1/OLED B2シリーズは、映像調整機能に違いがあります。
OLED B1:AI映像
OLED B2:AI映像プロ
どちらもAIが映像のジャンルを認識して、4つのモードに自動的に切り替わりますので、ジャンルに合わせた最適な設定で美しい映像を楽しむことができます。
・スタンダードモード
・スポーツモード
・シネマモード
・アニメーションモード
左:通常の映像 / 右:AI映像プロ
画像引用:LG
AI映像プロは、さらに文字を判別して読みやすくする『文字くっきり機能』や人の顔を判別して自然に補正する処理が追加されています。そのため、OLED B2シリーズは、文字が読みやすく人の肌も自然な映像を楽しむことができます。
左:通常の映像 / 右:AI映像プロ
左:通常の映像 / 右:AI映像プロ
画像引用:LG
AIサウンド/AIサウンドプロの違い
OLED B1/OLED B2シリーズは、音声調整機能に違いがあります。
・OLED B1:AIサウンド
・OLED B2:AIサウンドプロ
『AIサウンドプロ』は、現在視聴している映像のジャンルを分析して
・ドラマ
・スポーツ
・映画
・ニュース
・音楽
上記の5種類に分類し、最適な5.1.2chサウンドに変換する機能です。
『AIサウンド』は、同様に
・音声
・映画
・音楽
上記の3種類に分類し、5.1chサウンドに変換します。そのため、AIサウンドプロに対応しているOLED B2シリーズの方が、音声をより細かく調整してくれます。
スピーカーの仕様の違い
OLED B1/OLED B2シリーズは、内蔵しているスピーカーの仕様に違いがあります。2021年モデルのOLED B1シリーズは『ウーファー』を内蔵しています。
◆OLED B1シリーズ
・フルレンジ x 2個
・ウーファー x 2個
◆OLED B2シリーズ
・フルレンジ x 2個
そのため、OLED B1シリーズは、より低音が効いた音声を楽しむことができます。
共通する特徴や注意点
完全な黒を表現できる有機EL
テレビの「画質の良さ」を判断する1つの基準に「黒をどれだけしっかりと黒く表現できるか」というものがあります。液晶テレビは、光(バックライト)を当てることで映像を映し出しているので、夜空や宇宙のような黒い部分にも光が当たってしまい白くなりやすい傾向があります。
OLED B1/OLED B2シリーズは、液晶ではなく『有機EL』を採用しているテレビなので、バックライトを必要とせず、1個1個のドットがさまざまな色に光ることで映像を表現するので、『完全な黒』を表現することができます。そのため、色のコントラスト(メリハリ)がしっかりとした美しい映像を楽しむことができます。
スポーツもなめらかに楽しめる倍速に対応
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
OLED B1/OLED B2シリーズは、倍速に対応したモデルですので、スポーツもなめらかな映像で楽しむことができます。
より快適に楽しめるマジックリモコンを付属
OLED B1/OLED B2シリーズは、カーソル操作やスクロール操作を行うことができる『マジックリモコン』が付属していますので、テレビをより快適に操作することができます。
HDMI2.1にも対応(4K 120Hz対応など)
最近のテレビゲームなどは、4K 120Hzなどの高画質で楽しめる製品も増えています。OLED B1/OLED B2シリーズは、HDMI入力が4個ありますが、そのうちの2個はHDMI2.1対応ですので、次のメリットがあります。
・4K 120Hz対応
・VRR対応
AMD FreeSync Premium対応で、ティアリング(映像の乱れ)を抑えたり、4K 120Hzのなめらかな映像でゲームも快適に楽しむことができます。
ネット動画も楽しめる
OLED B1/OLED B2シリーズは、どちらもネット動画を視聴するための機能を内蔵しているので、ご自宅のWi-Fiに接続するとYouTubeなどのネット動画もテレビの画面で楽しむことができます。
録画機能は注意(内蔵しているチューナーは少なめ)
OLED B1/OLED B2シリーズは、内蔵しているチューナーが数が少なめのシリーズです。
・4Kチューナー:1系統
・地デジチューナー:2系統
・BS/CSチューナー:2系統
そのため、裏番組録画に関しては、4K放送はできず、地デジやBS/CSは1番組のみです。裏番組録画をよく活用される方は、この点にはご注意ください。
ご希望別のおすすめシリーズ

気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
お買い得に倍速対応の有機ELを購入したい方:OLED B1シリーズ
「倍速対応の有機ELを価格を抑えて購入したい」という方には、OLED B1シリーズがおすすめです。2021年モデルで型落ち(旧モデル)なのでお買い得に倍速対応の有機ELを購入することができます。
より機能が充実した倍速対応の有機ELが良い方:OLED B2シリーズ
「より機能が充実した倍速対応の有機ELが良い」という方には、OLED B2シリーズがおすすめです。文字や人の肌の補正がより充実した倍速対応の有機ELできれいな映像を楽しむことができます。