ゲーミングモニターの購入を検討中。
・PX277 Prime(Pixio)
このモデルはどんな特徴のモニター?注意点とかある?購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・PX277 Primeの特徴や注意点をご紹介します
・購入者の感想もご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
PX277 Primeのレビュー
Pixioは、コスパが良いと評判が良いゲーミングモニターを販売しているアメリカの企業(韓国のPNSホールディングスのグループ企業)です。今回は、PX277 Primeの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
普段使いも快適なIPSパネルを採用
モニターは、採用する液晶パネルの種類によって映像の特性が大きく変わります。モニターで採用されることが多いTNパネル、VAパネルは、ななめから見ると色が変わりやすいという特徴があります。PX277 Primeは、2560 x 1440(画素数)の『IPSパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。
IPSパネルは、画面をななめから見ても色の変化が少ない(視野角が広い)ので、ゲームだけではなく事務作業や動画の視聴などの普段使いも快適に行うことができます。
本格的なゲーミングのスペック
PX277 Primeは、高速のリフレッシュレート(最大165Hz)、応答速度が1ms(MPRT)なので、なめらかでぶれを抑えた映像でゲームを楽しむことができます。
また、FreeSync Premiumにも対応していますので、ティアリング(映像の乱れ)を抑えた安定した映像で快適にゲームをプレイできます。
光の明暗を美しく表現するHDR対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用:EIZO
PX277 Primeは、HDR対応のモデルになっています。
スピーカーはなし
ゲーミングモニターは、スピーカーを搭載していないモデルも多いのですが、PX277 Primeもスピーカーを内蔵していないモデルです。そのため、ヘッドホンや外付けスピーカーをご用意してもらう必要がありますのでご注意ください。
位置調整はチルトのみ
PX277 Primeは、チルトしか調整できません。高さ調整、スイベル、ピボットは非対応です。そのため、「モニターを細かく調整したい」という方はご注意ください。
※チルトのみ対応です
HDMIは2560 x 1440 144Hzまで
HDMIで接続する場合は、最大2560 x 1440 144Hzまでになります。165Hzで楽しむにはDisplayPortでの接続が必要ですのでご注意ください。
購入者の声
・コスパ最強
・値段がお手頃。大変気に入っている
・電源がACアダプターなのだけが残念
・スピーカーを内蔵していない
PX277 Primeはこんな方におすすめ
「普段使いもきれいな映像で楽しめる本格的なゲーミングモニターが良い」という方には、PixioのPX277 Primeはおすすめです。ただし、スピーカーを内蔵していない点、位置調整はチルトのみの点などはご注意ください。
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
PX277 Primeの仕様
型番 | PX277 Prime |
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | 2560 x 1440 |
パネル方式 | IPS(非光沢) |
リフレッシュレート | DP:最大165Hz HDMI:最大144Hz |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
HDR | 対応 |
スピーカー | なし |
イヤホン出力 | あり |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
外形寸法 ※スタンド含む |
61.6 x 46.5 x 25.2 cm |
本体重量 ※スタンド含む |
4.78 kg |
位置調整 | チルトのみ |
VRR | FreeSync Premium |
インターフェース | DisplayPort x 1 HDMI x 2 |