テレビの購入を検討中。
・32S54H(TCL)
・32S54J(TCL)
この2つのモデルの違いは何?注意点とかあるの?購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・TCLの32S54H/32S54Jの違いや注意点をご紹介します。
・購入者の感想をご紹介します。
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します。
32S54H/32S54Jの違い
TCLは、テレビ販売台数が世界2位(2019年)になるほど、世界中で選ばれている中国の家電メーカーです。32S54H/32S54Jは、どちらもTCLのチューナーレステレビで、結論から申し上げると実質同じモデルです。
販売先の違い
32S54Hは、楽天や家電量販店などで広く販売されていますが、32S54Jは『Amazon限定モデル』です。32S54H/32S54Jは、色の違いなどはありますがテレビの性能に関しての違いはありません。
32S54H/32S54Jの共通の注意点や特徴
テレビの大画面でネット動画も楽しめる
32S54H/32S54Jは、『Google TV』を内蔵していますので、テレビをご自宅のWi-Fiに接続すると大画面でネット動画も楽しむことができます。さらに、リモコンにはネット動画のダイレクトボタンも配置されているので、すぐにネット動画を起動することができるのも便利です。
Google TV内蔵でネット動画も豊富
便利なダイレクトボタン
画像引用:TCL
ななめから見ると白っぽくなりやすい
32S54H/32S54Jは、『VAパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。VAパネルは、正面から見ると色のメリハリ(コントラスト)がしっかりとした映像を楽しめるのですが、ななめから見ると白っぽくなりやすいという特徴があります。
そのため、お部屋のレイアウトの関係でテレビを見る時に画面を正面からではなく角度をつけてななめから見る機会が多いという方には注意が必要です。
4Kではないので注意
テレビは、画面に細かいドットが並べられており、1つ1つがさまざまな色に光ることで映像を表現します。この画面を構成するドットの数を画素数と呼びます。32S54H/32S54Jは、高画質で有名な4Kのテレビではなく『フルHD(フルハイビジョン)』のテレビになります。4KとフルHDでは、画面に並べられたドットの数が違います。
【4K】
横3840 x 縦2160 個のドット
【フルHD】
横1920 x 縦1080 個のドット
そのため、32S54H/32S54Jでは、4Kのような繊細な映像は期待できませんのでご注意ください。
スポーツもなめらかに楽しめる倍速は非対応
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
32S54H/32S54Jは倍速は対応していないのでご注意ください。
その名の通りチューナーレスなのでテレビ放送を視聴できない
『チューナーレス』の名の通り、地デジ放送やBS/CS放送を視聴するためのチューナーを内蔵していません。そのため、
・地上波(地デジ)も楽しみたい
・BS/CS放送も視聴したい
という方には、おすすめできない商品になっています。テレビ放送は視聴できないという点は必ずご理解の上で購入してください。
購入者の声
※2モデル実質同じなので32S54Jの購入者の声を抜粋
・この価格ならとても満足の機能
・映像がきれい。買って良かった
・音質は良くはない
・アプリの起動が遅い
ご希望別のおすすめモデル
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!