テレビの購入を検討中。ハイセンスの
・E6K（2023年モデル）
・E7H（2022年モデル）
この2つのシリーズの違いは何？注意すべき点とかあるの？購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・E6K/E7Hシリーズの違いや共通する注意点をご紹介します
・購入者の感想をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
E6K/E7Hシリーズの違い
E6K/E7Hシリーズは、どちらもハイセンスの4K液晶テレビですが、かなり個性が違うシリーズです。今回は、E6K/E7Hシリーズの違いと合わせて、注意すべき点もご紹介します。
スポーツもなめらかに楽しめる倍速の有無
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
スポーツなどの動きが速い映像もなめらかでスムーズに楽しむことができる倍速ですが、E7Hシリーズのみが対応しています（E6Kは非対応）
チューナーやHDMI入力の数
E6K/E7Hは、HDMI入力やチューナーの数に違いがあります。
| E7H | E6K | |
| 4Kチューナー | 2 | 2 |
| 地デジチューナー | 3 | 2 |
| BS/CSチューナー | 3 | 2 |
| HDMI入力 | 4 | 3 65V/75Vは4個 |
そのため、E7Hシリーズの方が多くの機器を接続したり、より充実した録画機能を活用することが可能です。ただし、E7Hシリーズは4Kの2番組録画は非対応です（4K放送は1番組のみ録画可能）。
サブウーファーの有無
E6K/E7Hシリーズは、内蔵しているスピーカーの仕様に違いがあります。
◆E6Kシリーズ
・フルレンジ x 2
◆E7Hシリーズ
・フルレンジ x 2
・サブウーファー x 1
E7Hシリーズは、サブウーファー内蔵なので、より低音が効いた音声を楽しむことができます。
HDMI端子が4K 120Hz対応かどうか
最近のゲームなどは、4Kの120Hz（120fps）に対応している製品もあります。E7HシリーズのHDMI入力端子は『4K 120Hz』に対応していますので、繊細でなめらかな映像でゲームも楽しむことができます（E6Kは最大4K 60Hzまで）。
共通する注意点
サイズで採用している液晶パネルが違う
難しいお話ではないので、必ず確認してもらいたい重要なポイントがあります。テレビには次の2種類の液晶パネルのどちらかが使用されています。
・VAパネル
・ADSパネル（IPSパネル）
次の画像を見てもらうと理解しやすいかと思いますが、VAパネルは正面から見る場合は、きれいな映像を楽しむことができますが、ななめから見ると白っぽくなりやすいという特徴があります。
E6K/E7Hシリーズは、サイズで採用している液晶パネルのタイプが違います。ADSパネルは、先ほどの画像のIPSパネルと同様にななめから見ても美しい映像を楽しめます。
●：VA / ★：ADS
| サイズ | E6K | E7H |
| 43V | ★ | ● |
| 50V | ● | ● |
| 55V | ★ | ★ |
| 65V | ★ | ● |
| 75V | ★ | – |
お部屋のレイアウトの関係で「テレビの画面をななめから見る機会が多い」という方は、ADSパネルを採用している★マークのサイズを選ぶことをおすすめします。
購入者の声
E7Hシリーズの購入者の声
・総合的にコスパが良い。金額以上の画質。
・低音もしっかりと出ている
・リモコンのボタンが小さくて使いにくい
・リモコンには慣れが必要
※E6Kシリーズは新製品のためデータ収集中
ご希望別のおすすめモデル
気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ！
スポーツもなめらかに楽しみたい方：E7Hシリーズ
「スポーツもなめらかな映像で楽しみたい」「ゲームも4K 120Hzで楽しみたい」という方には、E7Hシリーズがおすすめです。スポーツなどの速い動きをなめらかに表現する倍速を採用していますので、より臨場感のある映像を楽しむことができます。
ネット動画を楽しめるお手頃な4Kが良い方：E6Kシリーズ
「テレビもコスパを重視」「ネット動画対応の安い4Kテレビを探している」という方には、E6Kシリーズがおすすめです。お求めやすい価格でネット動画に対応した4Kテレビを楽しむことができます。