ゲーミングモニターの購入を検討中。
・MPG 321URX QD-OLED（MSI）
このモデルはどんな特徴のモニター？注意点とかある？
こんな質問にお答えします。
・MPG 321URX QD-OLEDの特徴や注意点をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
MPG 321URX QD-OLEDのレビュー
MSIは、パソコン本体や関連製品の販売を行っている台湾の企業です。今回は、MPG 321URX QD-OLEDの特徴や注意点をご紹介します。
特徴や注意点
完全な黒を表現できる有機EL
モニターの「画質の良さ」を判断する1つの基準に「黒をどれだけしっかりと黒く表現できるか」というものがあります。液晶モニターは、光（バックライト）を当てることで映像を映し出しているので、夜空や宇宙のような黒い部分にも光が当たってしまい白くなりやすい傾向があります。
MPG 321URX QD-OLEDは、液晶ではなく『有機EL』を採用しているモニターなので、バックライトを必要とせず、1個1個のドットがさまざまな色に光ることで映像を表現するので、『完全な黒』を表現することができます。そのため、色のコントラスト（メリハリ）がしっかりとした美しい映像を楽しむことができます。
本格的なゲーミングのスペック
MPG 321URX QD-OLEDは、高速のリフレッシュレート（最大240Hz）、応答速度が0.03ms（GtG）なので、なめらかでぶれを抑えた映像でゲームを楽しむことができます。
また、Adaptive-Syncにも対応していますので、ティアリング（映像の乱れ）を抑えた安定した映像で快適にゲームをプレイできます。
光の明暗を美しく表現するHDR対応
モニターは、夜空と花火、室内と屋外のような光の明暗が大きい映像を表現するのは苦手です。明るい方に合わせると暗い部分が黒くつぶれてしまったり、暗い部分に合わせると明るい部分が白く飛んでしまいます。光の明暗が大きい映像をバランス良く表現する技術が『HDR』です。
HDR非対応①
外に合わせると室内が黒くつぶれる
HDR非対応②
室内に合わせると外が白く飛ぶ
HDR対応
室内と外のバランスが良い
画像引用：EIZO
MPG 321URX QD-OLEDは、HDR対応ですので光の明暗もきれいに表現してくれます。
ピボットには非対応
MPG 321URX QD-OLEDは、チルト、スイベル、高さ調整に対応していますので、疲れにくい状態に細かく調整することが可能です。ただし、ピボット（縦回転）には非対応ですので、縦にして使いたいという方はご注意ください。
※ピボットは非対応
スピーカーはなし
ゲーミングモニターは、スピーカーを搭載していないモデルも多いのですが、MPG 321URX QD-OLEDもスピーカーを内蔵していないモデルです。そのため、ヘッドホンや外付けスピーカーをご用意してもらう必要がありますのでご注意ください。
MPG 321URX QD-OLEDはこんな方におすすめ
「普段使いもきれいな映像で楽しめる本格的なゲーミングモニターが良い」という方には、MSIのMPG 321URX QD-OLEDはおすすめです。ただし、スピーカーを内蔵していない点などはご注意ください。
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ！
MPG 321URX QD-OLEDの仕様
| 型番 | MPG 321URX QD-OLED |
| 画面サイズ | 31.5インチ |
| 解像度 | 3840 x 2160（4K） |
| パネル方式 | 有機EL （ハーブグレア） |
| リフレッシュレート | 最大240Hz |
| 応答速度 | 0.03ms （GtG） |
| HDR | HDR True Black 400 |
| スピーカー | なし |
| ヘッドホン出力 | あり |
| VESAマウント | VESA100 |
| 外形寸法 ※スタンド含む |
71.8 x 24.2 x 48.3~59.3 cm |
| 本体重量 ※スタンド含む |
9.6 kg |
| 位置調整 | チルト、スイベル、高さ調整 |
| VRR | Adaptive-Sync |
| インターフェース | DisplayPort x 1 HDMI x 2 USB-C x 1 USB-B（ｱｯﾌﾟｽﾄﾘｰﾑ）x 1 USB-A（ﾀﾞｳﾝｽﾄﾘｰﾑ）x 2 |