テレビの購入を検討中。ハイセンスの
・U8K(2023年モデル)
・U8N(2024年モデル)
この2つのシリーズの違いは何?注意すべき点とかあるの?
こんな質問にお答えします。
・U8K/U8Nシリーズの違いと注意点をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します。
U8K/U8Nの違いを解説
違いをより深く理解してもらうために、まずはU8K/U8Nシリーズの共通点をご紹介します。
U8K/U8Nの共通点
ローカルディミング Pro採用
液晶テレビの画質の良さを判定する1つの基準に「黒をどれだけ黒く表現できるか」というものがあります。液晶テレビは、バックライトと呼ばれる光を当てることで映像を映しますが、夜空のような黒い部分も光の影響で白っぽくなりやすいという傾向があります。
液晶パネルのイメージ
画像引用:EIZO
U8K/U8Nシリーズは、必要な部分のみに細かく光を当てる『ローカルディミングPro』を採用することで、映像の黒い部分をしっかりと黒く表現します。
広色域量子ドット技術採用でより豊富な色彩を表現
U8K/U8Nシリーズは、『広色域量子ドット技術』を採用することで、特に緑や赤をあざやかに表現することが可能です。
スポーツもなめらかに楽しめる倍速に対応
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
スポーツなどの動きが速い映像もなめらかでスムーズに楽しむことができる倍速ですが、U8K/U8Nシリーズはどちらも対応しています。
ネット動画も気軽に楽しめる
U8K/U8Nシリーズは、ネット動画を視聴するための機能も搭載していますので、ご自宅のWi-Fi(無線LAN)に接続するとテレビの大画面でネット動画を楽しむこともできます。さらに、リモコンには『ダイレクトボタン』があり、そちらを押すとすぐにネット動画を起動できます。
豊富なネット動画に対応
左:U8K / 右:U8N
※リモコンのダイレクトボタン
画像引用:ハイセンス
U8K/U8Nの違い
ネット動画も高画質で楽しめる機能を搭載(U8Nのみ)
U8Nシリーズは、ネット動画で発生することが多いグラデーション部分のガクガクした映像(バンディングノイズ)を抑制する機能を搭載していますので、ネット動画もより高画質で楽しむことが可能です(U8Kは非対応)
ゲームモード時に144Hzの高リフレッシュレートに対応(U8Nのみ※55V型をのぞく)
先述しましたが、テレビはパラパラ漫画のように1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、激しい動きのゲームではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。
U8Nシリーズは、ゲームモード時に144Hz(1秒間に144回)の映像を切り替えることで非常になめらかにゲームを楽しむことができます(55U8NおよびU8Kシリーズは最大120Hzです)
反射防止パネル採用の有無(U8Nのみ)
テレビが美しい映像を表現したとしても、画面が室内の照明やお顔を反射していると映像に集中することができません。U8Nシリーズは、低反射パネルを採用することにより、映り込みを抑えた画面で映像を楽しむことができます(U8Kは非採用)
ご希望別のおすすめモデル
気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
臨場感のある映像が楽しめる高画質なモデルが良い方:U8Nシリーズ
「とにかく高画質が楽しめるテレビが良い」という方には、U8Nシリーズがおすすめです。低反射パネルで反射を抑制し(55V型はのぞく)、ネット動画もなめらかな映像に補正する処理が追加されているので、臨場感がある高画質を楽しむことができます。
価格は抑えつつ高画質の4Kテレビを楽しみたい方:U8Kシリーズ
「高画質を楽しみたいけど、価格は抑えたい」という方は、U8Kシリーズがおすすめです。お求めやすい価格で高画質4Kテレビを楽しむことができます。