テレビの購入を検討中。
・T8Bシリーズ(TCL)
・QM8Bシリーズ(TCL)
この2つのシリーズの違いは何?注意すべき点とかある?購入者の感想を聞いてみたいな。
こんな質問にお答えします。
・T8B/QM8Bシリーズの違いと共通する注意点をご紹介します
・購入者の感想をご紹介します。
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
T8B/QM8Bの違いや注意点
TCLは、テレビ販売台数が世界2位(2022〜2023年)になるほど、世界中で選ばれている中国の家電メーカーです。今回は、T8B/QM8Bシリーズの違いや注意点をご紹介します。
T8B/QM8Bの違い
高画質を実現するmini LED採用の有無(QM8Bのみ)
テレビの画質の良さを判断する1つの基準に「黒をしっかりと黒く表現できるか」という項目があります。液晶テレビは、バックライトと呼ばれる光を当てて映像を映し出しますので、夜空などの映像の黒い部分も白っぽくなりやすいという特徴があります。
QM8Bシリーズは『Mini LED』を採用することで、光を当てる範囲を細かく制御することができるので、より黒をしっかりと黒く表現します(T8Bは非採用)
AMD FreeSync Premium Pro対応の有無(QM8Bのみ)
QM8Bシリーズは、AMD FreeSync Premium Proにも対応していますので、AMD社のビデオカードを搭載したゲーム機と組み合わせた場合、ティアリング(映像の乱れ)を抑えた安定した映像で快適にゲームをプレイできます(T8Bは非対応)
T8B/QM8Bの共通の特徴
QLEDで豊かな色を表現
T8B/QM8Bシリーズは『QLED』を採用しているのが大きな特徴です。QLEDは、バックライトに青色LEDを使用することで、通常の液晶パネルよりもより豊富な色を表現できる技術です。そのため、T8B/QM8Bシリーズでは深みのある色彩を楽しむことができます。
速い動きをなめらかに表現する倍速対応
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
T8B/QM8Bシリーズは倍速対応なので、動きが速いスポーツなどもスムーズでなめらかな映像で楽しむことができます。
ゲームを最大144Hzのなめらかな映像で快適に楽しめる
先述しましたが、テレビはパラパラ漫画のように1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、激しい動きのゲームではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。
T8B/QM8Bシリーズは、ゲームモード時に144Hz(1秒間に144回)の映像を切り替えることで非常になめらかにゲームを楽しむことができます。
ネット動画もテレビの大画面で楽しめる
T8B/QM8Bシリーズは、Google TVを内蔵しているので、ご自宅の無線LAN(Wi-Fi)に接続するとネット動画もテレビの大画面で楽しむことができます。
Google TV対応
豊富なネット動画も楽しめます
画像引用:TCL
T8B/QM8Bシリーズの注意点
ななめから見ると白っぽくなりやすい
T8B/QM8Bシリーズは、正面から見るとコントラスト(色のメリハリ)がしっかりとした映像を楽しめますが、ななめから見ると白っぽくなりやすい『VAパネル』を採用しています。
そのため、お部屋のレイアウトの関係で「テレビをななめから見る機会が多い」という方は、ご注意ください。
購入者の声
T8Bシリーズの購入者の声
・いろいろ比較したがコスパが最高
・大画面で画質も良くネット動画も楽しめる
・画像や音の自動調整が充実していると良かった
QM8Bシリーズの購入者の声
・コスパ最高。映像がきれい
・音質も満足
・ななめから見ると画質が落ちる
・コスパは良いが保証期間が短い
ご希望別のおすすめシリーズ
気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
お求めやすい価格でスポーツやゲームもなめらかに楽しみたい方:T8Bシリーズ
「スポーツやゲームもなめらかな映像で楽しみたいけど価格は抑えたい」という方には、T8Bシリーズがおすすめです。倍速対応(ゲームは最大144Hz)なので、なめらかな映像をお手頃な価格で楽しむことができます。
より高画質が楽しめるテレビが良い方:QM8Bシリーズ
「高画質が楽しめるテレビで臨場感のある映像を楽しみたい」という方には、QM8Bシリーズがおすすめです。mini LEDを採用し、より繊細で美しい映像を楽しむことができます。