酒気帯び運転|飲んでも寝たら大丈夫と考えた男の末路

社会問題
karitoke

酒気帯び運転|飲んでも寝たら大丈夫と考えた男の末路

隆さん(仮名:29歳)

「寝れば大丈夫と軽く考えていた自分が甘かったよ」

僕は食品関係の会社に勤務していました。そこでは車でお客様に商品を配達する部署に所属していたんだ。家族は妻と2歳の娘がいた。これらは全て過去形なんだけどね。

ある日曜日のことだよ。僕は繁華街のコインパーキングに車を停めて、学生時代の友人と酒を飲んだ。その友人とは久しぶりの再会で学生時代を思い出して翌日は仕事だというのについ飲みすぎてしまったよ。視界がぐらぐらするくらい飲んだ。

友達と解散したのが午前1時くらいだったかな。僕はコインパーキングに停めている車の中で車中泊をした。仮眠をすれば運転できるだろうと思ってね。

そして、午前6時に目を覚ました僕は、自分の息がまだ酒臭いことを感じてはいたものの

「まずい!今日は仕事なのに遅刻してしまう!」

と、あせって車のエンジンをかけて、コインパーキングから車を出した。しかし、この判断が僕の人生を狂わせてしまうことになった。

10分くらい運転したけど、ハンドル操作もアクセルやブレーキの操作もできる。

(もうすぐ自宅だ。大丈夫)

そう自分に言い聞かせていた僕は油断して「一時停止」を無視してしまった。その瞬間、僕は右側に停車しているパトカーに気づいて血の気が引いた。

(しまった・・・パトカーだ)

パトカーから2名の警察官が出てきて、僕に後続車の邪魔にならないところに車を移動するように指示をした。そして、警察官の方は僕にいくつか質問し、それに対して僕が返答すると警察官の1人が顔をしかめながら、こうおっしゃった。

「あなた、お酒を飲んでますよね?」

そう言うと僕に「アルコール検知器」を向けて

「これに息を吐いてください」

と指示された。僕はそれに息を吹きかけるとディスプレイを確認した警察官はこう言った。

結構出てますよ、アルコール。0.26mg/ℓです。酒気帯び運転であなたを現行犯逮捕します

僕は頭が真っ白になった。

(え・・・ウソだろ?僕が逮捕?妻はどうなる?子供はどうなる?仕事は?)

様々なことが僕の頭の中に浮かんでは消えた。僕は「酒気帯び運転」をした者の悲惨な現実をこれから味わうことになった。

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