テレビの購入を検討中。TCLの『32S516E』と『32S518K』が気になっているけど、何が違うの?選ぶ時の基準を教えて欲しいな。
こんな疑問にお答えします。
・TCLの32S516Eと32S518Kの違いが分かります
・ご希望に応じたおすすめのモデルが分かります
ハードウェアエンジニア歴15年、映像機器の設計・開発のエンジニアのうましが解説します。
TCL 32S516E/32S518Kの違い
仕様の比較
TCLの取扱説明書やサイトで確認し、32S516E、32S518Kの仕様を表にしました。
型式 | 32S516E | 32S518K |
画面サイズ | 32V | |
解像度 | 1366 x 768 | |
バックライト方式 | 直下型 | |
地デジチューナー | 2 | |
BS/CSチューナー | 2 | |
HDMI数 | 2 | |
ARC | HDMI1のみ | |
LAN | 1 | |
Wi-Fi | 2.4/5GHz | 2.4GHz |
ネット動画 | 対応 | |
裏番組録画 | 外付けHDD(別売り)で対応 | |
壁掛け | 100x100mm | |
外形寸法(cm) | 73.1 x 49.1 x 18.6 | |
重量(kg) | 4.4 | |
付属品 | mini B-CASカード、スタンド、リモコン(電池込み)、取扱説明書など |
ほぼ同じなのですが、注目してもらいたいのは、Wi-Fiの対応周波数が違うことです。実はこれはかなり重要な仕様の違いなので、難しいお話はひかえつつ、シンプルに解説させて頂きます。
Wi-Fiの周波数と安定性について
Wi-Fiには『2.4GHz』と『5GHz』の2種類の周波数があります。実は、2.4GHzは、電子レンジなどの他の電磁波の影響を受けて、とぎれやすく不安定になりやすいという特徴があります。また、2.4GHzの方が一般的にデータの通信量も遅めの傾向があります。そのため、Wi-Fiに接続する際には、特に理由がなければ、5GHzの方に接続するのが望ましいです。
32S516Eは、2.4GHzも5GHzも両方対応していますが、32S518Kは、2.4GHzのみしか対応していません。このことをしっかりと考慮して選ぶ必要があります。しかし、32S518Kにも強みがあります。
32S516Eも低価格ですが、32S518Kはさらに低めの価格設定にしてあるので、価格を優先したい方には、32S518Kの方が向いているかと思います。
ご希望とおすすめのモデル
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
Wi-Fiの安定性が高いテレビを選びたい方:32S516E
「ネット動画を快適な環境で楽しみたいのでWi-Fiの安定性を優先したい」という方には、32S516Eがおすすめです。その際には、5GHzのWi-Fiと接続して使用してください。
使用環境では不安定になる可能性もありますので、安定動作を保証はできませんが、一般的な技術的な面から安定性では32S516Eをおすすめします。
32S516Eの購入者の声
・ネット動画を主に見ている。最高です。
・画質も音質も悪くない
・リモコン操作に慣れが必要
・画質は良いが音質が良くない
価格を優先して選びたい:32S518K
「価格の安さを優先したい」という方には、32S518Kの方がおすすめです。非常に低価格でネット動画も搭載のスマートテレビを購入することができます。
32S518Kの購入者の声
価格.comより抜粋
・この価格で無線LAN、ネット動画対応なら文句なし
・ネット動画が見れるので非常に満足
・リモコン操作はもたつく
・音質は音を楽しむなら物足りないかも