【SONY】X80K/X90Kの違い比較・どっちがおすすめ？4K液晶ブラビア

質問する人

テレビの購入を検討中。SONYの
・X80K（2022年モデル）
・X90K（2022年モデル）
この2つのシリーズの違いは何？

こんな質問にお答えします。

◆この記事の内容
・X80K/X90Kシリーズの違いが分かります
・ご希望に応じたおすすめモデルをご紹介します

うまし

映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します

X80/X90Kの違い解説
ご希望別のおすすめシリーズ3選

X80/X90Kの違い解説

プロセッサーの違い

テレビメーカーは、高画質を楽しむために独自の『画像処理エンジン』を開発しています。画像処理エンジンが、補正の処理を行うことで美しい映像を表現しています。X80KシリーズとX90Kシリーズは、採用している画像処理エンジンが違います。

究極の没入体験を実現するために、認知特性プロセッサー「XR」は開発されました。人の認知特性をプロセッサーに取り入れることで、これまでにない没入体験をあなたにもたらします。

XR（X90K）

4Kの美しさを最大限に高める高画質プロセッサー「HDR X1」は、画質の3大要素である精細感、色の鮮やかさ、コントラストをより細かくコントロールします。

HDR X1（X80K）
画像引用：SONY

直下型LED部分駆動の採用の有無

液晶テレビの画質を判断する時の1つの基準が「黒をどれくらい黒く表現することができるか」というものです。液晶テレビは、バックライトという光を当てて映像を映すため夜空のような映像の黒い部分も白っぽくなりやすいという特徴があります。

画像引用：SONY

SONYの4K液晶ブラビアのグレードが高いモデルでは、光を当てる必要がある部分にだけ範囲をしぼって光を当てる『直下型LED部分駆動』を採用しています。そのため、黒をより黒く表現することが可能になり、美しい映像を表現します。

画像引用：SONY

X90Kシリーズは、この直下型LED部分駆動を採用したシリーズです（X80Kは非対応）。

倍速対応の有無の違い

スポーツのような動きの速い映像もなめらかでスムーズに表現する技術が『倍速』ですが、倍速に対応しているのはX90Kシリーズのみです（X80Kは非対応）。

テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。

音声関係の仕様の違い

X90KシリーズとX80Kシリーズは、搭載しているスピーカーに違いがあります。

【X90Kシリーズ】
・フルレンジ x 2
・トゥイーター x 2

【X85Kシリーズ】
・フルレンジ x 2

X90Kシリーズは、トゥイーターを内蔵しているため高音がさらに美しく、より定位感（臨場感）のある音声を楽しむことができます。

X90Kシリーズ

X80Kシリーズ
画像引用：SONY

また、X90Kシリーズは『アコースティックセンターシンク』と呼ばれる機能も対応しています（X90Kの50V型およびX80Kは非対応）。これは、SONYの特定のサウンドバーと合わせて使用すると、サウンドバーだけではなく、テレビ本体のスピーカーからも音声が出るため定位感（臨場感）のある映像と音声を楽しむことができます。