テレビの購入を検討中。
・P615シリーズ(TCL)
・P618シリーズ(TCL)
この2つのシリーズの違いは何?注意すべき点とかある?
こんな質問にお答えします。
・P615/P618シリーズの違いが分かります
・このシリーズを選ぶ時の注意点が分かります
・購入者の感想をご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
P615/P618の違い
TCLは、テレビ販売台数が世界2位(2019年)になるほど、世界中で愛される中国の企業です。結論から申し上げると、P615/P618シリーズは実質同じシリーズです。
販売先の違い
基本的には、P618シリーズは『Amazon限定モデル』となっています。まれにP618シリーズが楽天などで販売されている場合もあるようですが、基本的にP618シリーズを購入する際には、Amazonで購入する必要があります。
スタンドの違い
P615/P618シリーズは、スタンドの形状と色が違います。
P615(ブラックのスタンド)
P618(シルバーのスタンド)
画像引用:TCL
スピーカーの出力の違い
P615/P618シリーズは、内蔵しているスピーカーの出力が異なります。P615シリーズの方が、出力が高めのスピーカーを内蔵しています。
・P615:20W(10W x 2)
・P618:16W(8W x 2)
P615/P618の共通の注意点
P615/P618シリーズを選ぶ際の共通の注意点をご紹介します
ななめから見ると白っぽくなりやすい
P615/P618シリーズは、正面から見るとコントラスト(色のメリハリ)がしっかりとした映像を楽しめますが、ななめから見ると白っぽくなりやすい『VAパネル』を採用しています。
そのため、お部屋のレイアウトの関係で「テレビをななめから見る機会が多い」という方は、ご注意ください。
速い動きをなめらかに表現する倍速は非対応
P615/P618シリーズは、スポーツのような動きが速い映像もなめらかに楽しむための『倍速』は対応していないモデルになりますのでご注意ください。
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
43V型はHDMI入力が2系統のみ
P615/P618シリーズは、サイズによってHDMI入力の数が違います。
・HDMI入力 2系統:43V型
・HDMI入力 3系統:50~65V型
そのため、「ゲームやFire TV StickなどのHDMI機器をたくさん接続したい」という方には、2系統は少ないかと思いますので、ケーブルを抜き差しして接続し直す必要があります。43V型は、HDMI入力が2系統という点はご理解の上で選んでください。
P615/P618の購入者の声
・この価格でこのサイズが買えることに驚き
・画質、音質、ネット動画が見れることに満足
・ネット動画はFire TV Stickの方が快適かも
・画質は良いが音質がいまひとつ
P615/P618シリーズはこんな方におすすめ
「お求めやすい価格でネット動画も楽しめる大画面の4Kテレビが良い」という方には、P615/P618シリーズがおすすめです。高機能なテレビを非常に低価格で購入することができます。ただし、画面をななめから見ると白くなりやすい点、スポーツをなめらかに楽しむための倍速は非対応のシンプルなモデルであることはご注意ください。
気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
ブラックのスタンドが良い方:P615シリーズ
シルバーのスタンドが良い方:P618シリーズ
※基本的にはAmazon限定
P615/P618シリーズの仕様
●:対応
型番 | 43P615 43P618 |
50P615 50P618 |
55P615 55P618 |
画面サイズ | 43V型 | 50V型 | 55V型 |
画素数 | 4K(3840 x 2160) | ||
4Kチューナー | 2 | ||
地デジチューナー | 2 | ||
BS/CSチューナー | 2 | ||
Android TV | 内蔵 | ||
HDMI入力数 | 2 | 3 | 3 |
ARC | 対応(HDMI1のみ) | ||
LAN | 1 | ||
Wi-Fi | 2.4 + 5GHz | ||
HDD録画 | 対応(HDD別売り) | ||
壁掛け | 200 x 200 mm | 300 x 200 mm | 300 x 300 mm |
●:43V/50V/55Vを抜粋