【TCL】55C735/65C735のレビュー・感想・注意点・75C735も

こんな質問にお答えします。

C735シリーズの特徴・注意点

TCLは、2019年にテレビの出荷台数が世界2位になるなど世界的に有名な中国の家電メーカーです。今回は、細かい部分は省略しつつ、C735シリーズの特徴や注意点をご紹介します。

C735シリーズの特徴

QLEDで豊かな色を表現

C735シリーズは『QLED』を採用しているのが大きな特徴です。QLEDは、バックライトに青色LEDを使用することで、通常の液晶パネルよりもより豊富な色を表現できる技術です。そのため、C735シリーズでは深みのある色彩を楽しむことができます。

画像引用：TCL

様々な映像を4Kの繊細な画質に変換

C735シリーズは『AlgoエンジンPro』を採用し、地デジ放送やDVD、ネット動画などのような4Kではないあらい映像（低解像度）も4Kの細かく繊細な映像に『アップコンバート（変換）』してくれますので繊細な映像で楽しめます。

AlgoエンジンProのイメージ
画像引用：TCL

スポーツもなめらかに楽しめる倍速に対応

テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。

C735シリーズは、倍速対応のモデルですので、スポーツもなめらかな映像を楽しむことができます。

HDR対応で明暗をきれいに表現

液晶テレビは、明るい部分と暗い部分を同時に表現しようとすると片方に寄ってしまい、全体的に白くなったり、暗くなってつぶれてしまうモデルも少なくありません。しかし、C735シリーズは明暗を表現する『HDR』にもしっかりと対応していますので、光と影のような明暗も美しく表現してくれます。

左：HDR非対応 / 右：HDR対応
画像引用：TCL

ネット動画もテレビの大画面で楽しめる

C735シリーズは、Google TVを内蔵しているので、ご自宅の無線LAN（Wi-Fi）に接続するとネット動画もテレビの大画面で楽しむことができます。さらに、リモコンにはネット動画のダイレクトボタンも配置されているので、すぐにネット動画を起動することができるのも便利です。

画像引用：TCL

C735シリーズの注意点

ななめから見ると白っぽくなりやすい

C735シリーズは、正面から見るとコントラスト（色のメリハリ）がしっかりとした映像を楽しめますが、ななめから見ると白っぽくなりやすい『VAパネル』を採用しています。

画像引用：ちもろぐ

そのため、お部屋のレイアウトの関係で「テレビをななめから見る機会が多い」という方は、ご注意ください。

4K 120Hzの映像信号は入力不可

最近のゲームなどは、4K 120Hzの映像で楽しめる製品もありますが、C735シリーズのHDMI端子は4K 120Hzには対応していません。HDMI端子に入力できる映像は最大4K 60Hzまでになりますのでご注意ください。

C735シリーズはこんな方におすすめ

「倍速対応でスポーツもなめらかに楽しめるお求めやすい4Kが良い」という方には、TCLのC735シリーズが特におすすめです。ただし、C735シリーズは、ななめから見ると色が変わりやすい点、4K 120Hzには非対応である点はご注意ください。

大画面もお求めやすい55V型

臨場感のある映像が楽しめる65V型

C735シリーズの特徴

※55V/65V型を抜粋

型番	55C735	65C735
画面ｻｲｽﾞ	55V	65V
解像度	3840 x 2160（4K）
液晶パネル	QLED（VA）
ﾊﾞｯｸﾗｲﾄ方式	直下型
4Kﾁｭｰﾅｰ	2
地ﾃﾞｼﾞﾁｭｰﾅｰ	2
BS/CSﾁｭｰﾅｰ	2
HDMI数	3
ARC	HDMI1固定
LAN端子	1
Wi-Fi	2.4 / 5GHz
外付けHDD録画	対応
壁掛け（mm）	300 x 300
外形寸法(cm) スタンド含む	122.6 x 76.6 x 26.5	144.6 x 88.0 x 35.2
重量(kg) スタンド含む	10.2	14.1
添付品	スタンド、リモコン（電池込み）、取扱説明書、保証書

大画面もお求めやすい55V型

臨場感のある映像が楽しめる65V型