【TCL】43C655/50C655のレビュー・注意点・感想・55C655/65C655も

こんな質問にお答えします。

C655シリーズの特徴や注意点

世界中で選ばれているTCLの高コスパのスマート4Kテレビ

TCLは、テレビの出荷台数が世界2位（2019年）で世界的に有名な中国の家電メーカーです。今回は、細かい部分は省略しつつ、C655シリーズの特徴や注意点をご紹介します。

C655シリーズの特徴

QLEDで豊かな色を表現

C655シリーズは『QLED』を採用しているのが大きな特徴です。QLEDは、バックライトに青色LEDを使用することで、通常の液晶パネルよりもより豊富な色を表現できる技術です。そのため、C655シリーズでは深みのある色彩を楽しむことができます。

画像引用：TCL

AI画質プロセッサーを内蔵し美しい映像を楽しめる

美しい映像を楽しむためにテレビメーカーは独自に、画像処理プロセッサーを開発しています。C655シリーズは、『AIPQ Engine III』を採用することで、繊細さ、色彩、コントラスト（色のメリハリ）などの補正を行うことで高画質を実現します。

AIPQ Engine IIIのイメージ

左：エンジンの効果のイメージ
画像引用：TCL

明暗のある映像もきれいに表現

テレビは、明暗のある映像を表現する場合、明るい方に合わせると白飛びしたり、暗い方に合わせると全体的に暗くなる製品も少なくありません。しかし、C655シリーズは、光の明暗をきれいに表現するHDR対応で、その中でもグレードが高い『Dolby Vision』に対応していますので、花火や夜空などの明暗のある映像も美しく表現します。

左：HDR対応 / 右：非HDR対応
画像引用：TCL

ネット動画もテレビの大画面で楽しめる

C655シリーズは、Google TVを内蔵しているので、ご自宅の無線LAN（Wi-Fi）に接続するとネット動画もテレビの大画面で楽しむことができます。

Google TV対応
豊富なネット動画も楽しめます
画像引用：TCL

C655シリーズの注意点

ななめから見ると白っぽくなりやすい

C655シリーズは、正面から見るとコントラスト（色のメリハリ）がしっかりとした映像を楽しめますが、ななめから見ると白っぽくなりやすい『VAパネル』を採用しています。

画像引用：RTINGS

そのため、お部屋のレイアウトの関係で「テレビをななめから見る機会が多い」という方は、ご注意ください。

43V型/50V型は倍速非対応

テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。

C655シリーズの43V型/50V型は、倍速機能は非対応のモデルですのでご注意ください（55V型以上は倍速対応）

C655シリーズはこんな方におすすめ

「豊かな色彩を楽しめるテレビが良い」という方には、TCLのC655シリーズが特におすすめです。QLEDの深みがあり鮮明な色彩を楽しむことができます。ただし、画面に角度をつけて見ると白っぽくなりやすい点、43V型/50V型は動きが速い映像をなめらかに処理する倍速は対応していない点にはご注意ください。

お求めやすい価格が魅力の43V型

大画面もお求めやすい55V型

C655シリーズの仕様

※43V/50V/55V型を抜粋

型式	43C655	50C655	55C655
画面ｻｲｽﾞ	43V型	50V型	55V型
解像度	4K（3840 x 2160）
液晶パネル	VAパネル
ﾊﾞｯｸﾗｲﾄ方式	直下型LED
4Kﾁｭｰﾅｰ	2
地ﾃﾞｼﾞﾁｭｰﾅｰ	2
BS/CSﾁｭｰﾅｰ	2
HDMI数	3
ARC/eARC	HDMI1のみ対応
LAN端子	1
Wi-Fi	2.4GHz + 5GHz
外付けHDD録画	対応
外形寸法(cm) ※スタンド含む	95.6 x 60.0 x 18.5	111.0 x 70.8 x 29.5	122.4 x 77.0 x 29.2
重量(kg) ※スタンド含む	6.7	9.4	11.3
付属品	リモコン（電池含む）、取扱説明書、保証書など

お求めやすい価格が魅力の43V型

大画面もお求めやすい55V型