テレビの購入を検討中。ハイセンスの
・U8FG(2021年モデル)
・A6H(2022年モデル)
この2モデルの違いは何?注意すべき点とかあるの?
こんな質問にお答えします。
・U8FG/A6Hシリーズの違いや注意点をご紹介します
・ご希望に応じたおすすめモデルをご紹介します
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します。
U8FG/A6Hの違い比較
ハイセンスのU8FGシリーズとA6Hシリーズは、かなり個性が違うシリーズです。U8FGシリーズは、高画質を楽しむための機能が充実しており、ハイセンスの4K液晶テレビの中でもハイグレードな『ULEDシリーズ』に分類されており価格も高めです。A6Hシリーズは、お求めやすい価格が魅力的の『UHD 4Kシリーズ』に分類されています。
今回は、難しい解説はひかえめにしながら、U8FGとA6Hの違いを解説させて頂きます。
黒の表現力(ローカルディミング対応の有無)
テレビの画質の良さを判断する1つの基準に「黒をしっかりと黒く表現できるか」という項目があります。液晶テレビは、バックライトと呼ばれる光を当てて映像を映し出しますので、夜空などの映像の黒い部分も白っぽくなりやすいという特徴があります。
U8FGシリーズは、『ローカルディミング』と呼ばれる細かい範囲ごとに明るさを制御する技術を採用することで、黒い部分が白くなることを抑えて臨場感のある映像を楽しむことができます。
右:ローカルディミング(U8FG)
画像引用:ハイセンス
スポーツもなめらかに楽しめる倍速の有無
スポーツなどをなめらかに楽しむための『倍速』の有無も違います。
U8FGシリーズ:倍速対応
A6Hシリーズ:倍速なし
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
U8FGシリーズは、倍速対応なので動きが速いスポーツなどの映像もなめらかに楽しむことができます。
共通する注意点
サイズで採用している液晶パネルが違う
液晶テレビは、使用している液晶パネルの種類によって画質が変わります。テレビで採用されることが多い『VAパネル』と呼ばれる液晶パネルは、正面から見るとコントラスト(色のメリハリ)がしっかりした映像を楽しむことができますが、角度をつけてななめから見ると色が変色しやすいという特徴があります。
U8FG/A6Hシリーズは、サイズで採用している液晶パネルのタイプが違います。ADSパネルは、先ほどの画像のIPSパネルと同様にななめから見ても美しい映像を楽しめます。
●:VA / ★:ADS
サイズ | U8FG | A6H |
43V | – | ★ |
50V | ● | ● |
55V | ★ | ★ |
65V | ★ | ★ |
75V | ★ | – |
お部屋のレイアウトの関係で「テレビの画面をななめから見る機会が多い」という方は、ADSパネルを採用している★マークのサイズを選ぶことをおすすめします。
ご希望別のおすすめモデル
気になる商品はリンク先から購入者のレビューだけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
とにかく高画質にこだわりたい方:U8FGシリーズ
「高画質をとにかく楽しみたい」という方には、U8FGシリーズがおすすめです。黒をしっかりと黒く表現する技術(ローカルディミング)、スポーツなどの速い動きをなめらかに表現する倍速を採用していますので臨場感のある映像を楽しむことができます。
ネット動画も楽しめるお手頃な4Kテレビが良い方:A6Hシリーズ
「テレビもコスパを重視」「ネット動画対応の安い4Kテレビを探している」という方には、A6Hシリーズがおすすめです。お求めやすい価格でネット動画に対応した4Kテレビを楽しむことができます。