テレビの購入を検討中。
・C645シリーズ(2023年)
・C655シリーズ(2024年)
この2つのシリーズの違いは何?注意点とかあるの?
こんな質問にお答えします。
・TCLのC645/C655シリーズの違いや注意点をご紹介します。
映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します
C645/C655の違い
TCLは、テレビ販売台数が世界2位(2022〜2023年)になるほど、世界中で選ばれている中国の家電メーカーです。今回は、C645/C655シリーズの違いや注意点をご紹介します。
画像処理エンジンの違い
美しい映像を楽しむためにテレビメーカーは独自に、画像処理エンジンを開発しています。画像処理エンジンが繊細さ、色彩、コントラスト(色のメリハリ)などの補正を行ったり、地デジやネット動画のような画質があらい(低解像度)の映像も4Kにアップスケーリングすることで繊細な映像を楽しむことができます。
C645/C655シリーズは採用している画像処理エンジンに違いがあります。
・C645シリーズ:Algo Engine 2
・C655シリーズ:AiPQ プロセッサー 3.0
C655シリーズの方が、強化されている次世代の高画質エンジンを採用しています。
AiPQ プロセッサー 3.0のイメージ(C655)
Algo Engine 2のイメージ(C645)
画像引用:TCL
速い動きをなめらかに表現する倍速対応の有無
テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。
C645シリーズは、倍速は非対応です。C655シリーズの55〜98V型は倍速対応ですが、43V型/50V型は倍速非対応でサイズによって対応の有無が異なりますのでご注意ください。
C645/C655の共通の注意点や特徴
C645/C655シリーズを選ぶ際の共通の注意点や特徴をご紹介します
QLEDで豊かな色を表現
C645/C655シリーズは『QLED』を採用しているのが大きな特徴です。QLEDは、バックライトに青色LEDを使用することで、通常の液晶パネルよりもより豊富な色を表現できる技術です。そのため、C645/C655シリーズでは深みのある色彩を楽しむことができます。
ネット動画もテレビの大画面で楽しめる
C645/C655シリーズは、『Google TV』を内蔵していますので、ご自宅のWi-Fiに接続をするとYouTubeなどのネット動画もテレビの画面で楽しむことができます。
Google TV
画像引用:TCL
画面をななめから見ると白っぽくなりやすい
C645/C655シリーズは、正面から見るとコントラスト(色のメリハリ)がしっかりとした映像を楽しめますが、ななめから見ると白っぽくなりやすい『VAパネル』を採用しています。
そのため、お部屋のレイアウトの関係で「テレビをななめから見る機会が多い」という方は、ご注意ください。
ご希望別のおすすめシリーズ
気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ!
コスパ重視でよりお求めやすい価格でネット動画も楽しみたい方:C645シリーズ
「コスパ重視でネット動画も楽しみたい」という方には、C645シリーズがおすすめです。非常に低価格でネット動画も楽しむことができます。
新しい方のモデルが良い方:C655シリーズ
「購入するなら新しい方のモデルが良い」という方には、C655シリーズがおすすめです。より進化したエンジンでネット動画も楽しむことができます。