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野放しのモンスター社員の事例|逆パワハラの末路|迷惑社員の実例

読み物
暴走する後輩A

その後、上司の判断で出張やプロジェクトなどで僕と後輩Aを極力離そうということになった。だけど後輩Aは徐々に行動がエスカレートしていった。止めてくれるストッパーがいないからだ。

まず先輩や上司があいさつをしても返さなくなった。

「あいさつ?必要なくない?」と豪語していた。

そして年上の女性のパートさん達のことを「パート」と呼ぶようになった。

「これはパートにさせときますね」という感じ。文章では伝えるのが難しいけどパートさんをかなり下に見た態度だった。

そして、自分よりずっと年上(親くらい年上)のおだやかな先輩に対して高圧的な態度を取るようになった。

後輩Aが目に余る言動や行動をしても上司は放置していた。理由は「彼が会社を辞めると会社がまわらなくなるから」だった。

だけど、パートさん達は後輩Aの態度に「私たちを何だと思っているの?」という感じで愚痴を漏らすようになっていった。

ついに怒鳴ってしまった僕

ある日、後輩Aが間違った報告書を作成していた。そこで僕が指摘をした。

「ちょっと違うんじゃない?」と。すると後輩Aは

「はぁ?何なんすか?俺に言うのはお門違いじゃないっすか?」

と、返してきた。いやいや、お前が書いた報告書だろう?その時の後輩Aの態度は僕の限度を超えていた。僕の指摘が気になるなら適切に説明すればいい。「僕はこう考えていたんですよ」とかそんな感じで良いだろう?

後輩Aのなめ腐った態度につい怒鳴ってしまった。

「おい、ふざけるな!!」

職場の視線が僕達に集まった。

(まずい、怒鳴ってしまった・・・)

いつも高圧的な態度の後輩Aのことだ。言い返してくるかな?と身構えていた。だけどそうはならなかった。

後輩Aはなんとその場で泣き出した。

その日、後輩Aは早退した。今までの経験から僕は「明日、後輩Aは休む」とは感じていた。そしたらそれをはるかに超えてきた。

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