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親子の共依存状態で結婚した男の末路|母親から支配された息子・毒親・過干渉・お金

読み物

強制的に同居することになった妻はスーパーで1,000円の買い物をする時にも母に「お願いします」と頭を下げる必要があった。すると母は「仕方ないわね」と眉間にしわを寄せてお金を渋って妻にお金を渡した。妻は相当なストレスを感じていたと思う。

家事全般は妻が担当することになり、さらに父や母、僕、さらに高校生だった妹の分の弁当を毎朝作らされた。妻は時々、僕に対して「私は家政婦なの?」と愚痴を漏らしていた。これは全て「母からの命令」だったので僕にはどうすることもできなかった。

そして結婚した翌年、僕達には女の子が生まれた。妻は里帰り出産で実家に帰ったんだけど、もうこっちに帰って来なかったよ。そして妻から僕にこんな相談があった。

「あなたと私、そして娘の3人で暮らしたい。あなたの実家ではもうやっていけない」

しかし、僕は「すまない。僕は跡取りなんだ。僕は実家を出ることはできない」と妻ではなく母を選んだ。愛想を尽かした妻から僕は離婚を突き付けられ、妻の実家から

「慰謝料はいらないけど養育費だけは毎月欲しい」

と依頼があった。当然、お金にがめつい母は「金なんて1円もやらん!」と言って弁護士を立ててでも絶対に養育費の支払いはしないと断った。そして両家は弁護士を立てて泥沼の離婚協議が1年以上行われたけど、妻の実家が「もうこれ以上あなた達と関わりたくない」と言って養育費をあきらめた。その時の母の顔と言葉を忘れられない。

「はっはっは!ざまーみろ!金なんて払うか!」

とても醜い母の姿を見てしまった。僕は父親として養育費を払う義務があるといまだに感じている。今も元妻やご両親に対しては罪悪感でいっぱいだ。

もう娘は中学生になったはずだ。1歳になる前に別れてしまったから僕のことなんて覚えていないんだろうけどね。「母ではなく妻や娘を選んでいたらどんな人生だったのかな?」と僕は罪悪感で胸をかきむしりたくなることがある。

僕と母のような関係を「共依存」とか呼ぶらしいね。僕は自分の人生ではなく「母が望む人生」をこれからも生きていくことになるんだろうな。でも母からの逃げ出し方が分からないんだよ。