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元ASAYAN出演者のアーティストの売れなかった末路|芸能人やタレントの厳しい現実

読み物

高校時代から我が強く自分の主張を貫いてきた涼子とメンバーが衝突することが増えた。和気あいあいと楽しくやっていきたいメンバーと「私」が中心の涼子で口論が絶えなくなる。

涼子はとにかく歌詞にこだわった。「自分の世界観」を届けるのが涼子のやりたい音楽だったからだ。しかし、問題があった。

涼子に全く作詞のセンスがなかった

歌唱力と美貌には恵まれた涼子だったけど、作詞をさせると勘違いしたナルシストみたいな歌詞を書く。周囲は涼子の歌詞にはいつも失笑していた。涼子の自信過剰な性格にいつも合わせていたメンバーもさすがに涼子の意味不明な歌詞には

「この歌詞はないわ」
「恥ずかしくて歌えない」

と愚痴をこぼした。さらに重大な問題があった。

STARTが全く売れなかったことだ。

将来性を期待されて事務所から予算も取ってもらい、華やかなデビューを飾ったSTARTだったけど、CDは売れずライブ動員数も全く伸びず2年で解散。それと同時に事務所のバックアップも期待できなくなったため、メンバー全員が事務所を退所することになった。

涼子の母は人生の全てを捧げてきた娘の芸能活動をあきらめることはできない。涼子のための個人事務所を設立した。しかし、涼子以外のSTARTの他のメンバーは「人生をやり直す」と言って就職したり、専門学校に行くなど芸能界を引退した。

個人事務所でライブを中心に精力的に活動を行った涼子だったけど全然売れない。デビュー当時のように華やかな舞台への再起を図ることはできなかった。

現在、涼子は36歳。今はYouTubeで自分の作詞した曲を配信している。僕も涼子の最近の曲を聴いたけど、やはり意味が分からない歌詞で失礼だけど失笑した。間違いなく歌唱力はあるけど、勘違いしたナルシストみたいな歌詞では歌が入ってこない。

もしも、涼子が「自分は作詞に関しては才能がない」と認めて周囲の意見を聞いていれば、もしかしたらSTARTの活動はなにか違っていたのかもしれない。

意味不明な歌詞以上に厳しいなと感じたのは、ダンスや美貌を売りにしていた涼子があきらかに若いアーティストと比べると見劣りすることだ。

一般的な社会の女性が若さや容姿で判断されるべきではないと思うけど、アーティストはそうはいかない。涼子のようなタイプのアーティストはダンスや歌、美貌を提供するのが仕事なのだから、アーティストとして提供する商品の価値は低下したと言わざるを得ない。

あくまでアーティストとしての価値の低下であり、涼子自身の人間的な価値が低下したと言いたいわけではない。

最近では、Twitterでも涼子のツイートは1つもいいねが付かないことがザラだ。それでも「自分は大物」とアピールするのは高校時代から変わっていない。そして、涼子の母もまだ涼子の芸能活動をあきらめきれていない。しかし、最近は涼子の悲観的なツイートが増えた。

「泣きたい」
「消えてしまいたい」
「人生をやり直せるなら」

アーティストの世界は自己責任。芸能界は夢があり、そして残酷な世界なのだろう。