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ヒップホップのラッパーにあこがれて人生が狂った男の後悔と末路

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ヒップホップのラッパーにあこがれて人生が狂った男の後悔と末路

亮太さん(仮名:28歳)

「こんなに人生に行き詰まるとは思わなかった」

出身は熊本です。中学生の時にヒップホップというジャンルの音楽にはまって「俺はビッグになる。将来はラッパーになる」と心に決めていました。だから勉強も全然しなくて高校も偏差値が30台のヤンキーが集まるようなところに進学したけど、そんな高校の方が進学校よりも同じような考えの仲間が多くてさ。高校時代の同級生とユニット(グループ)を組んで高校時代から地元のクラブやライブハウスでライブをしてました。

ヤンキー高校だったけど卒業後は同級生の中には親から説教されまくって専門学校や看護学校、予備校に通うやつらもいたけど俺はそいつらを見下していたね。「お前らはどうせ羊の群れ。俺は音楽で成功する」ってさ。本当に考えが甘かったよ。

俺は同級生の中で本気で気合を入れて音楽をやっていくって同志達と4人組のヒップホップグループを結成して高校卒業と同時に上京。精力的に音楽活動をやっていくことに決めたんだ。音楽を本気でやっていくって言ったら親から勘当されたよ。もちろん音楽で生活ができないから、レコードショップでバイトをしながらの音楽活動だった。

上京後の音楽活動かい?めちゃくちゃ悲惨だったよ。まずは俺たちを知ってもらうために自分たちで10曲入りのCDを作ってライブハウスやクラブ、レコード会社に持ち込んだけど全く相手にされなかったね。俺達が精いっぱいこだわって作ったのは事実だけどプロの作品と比較するとB級(2流)な印象がどうしてもあった。レコーディングのノウハウもなかったからね。ボイトレもしてなかったからさ。

しかし、曲のクオリティ以上の問題があった。

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