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キャバ嬢の後悔と末路|狂った金銭感覚は戻らない・水商売・ホステス・夜職

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キャバ嬢の後悔と末路|狂った金銭感覚は戻らない

梨花さん(仮名:34歳)

「狂った金銭感覚は元に戻りづらいからね」

私は私立大学を卒業後、「ウエディングプランナー」として結婚式場に就職しました。ディズニーのプリンセスのようにドレスを着て幸せに満ちあふれている結婚式に関する仕事をしたいって小学生の頃から思っていたの。毎日のように様々なカップルが幸せそうに結婚式を挙げるのを見て仕事にやりがいを感じていたわ。

そんな私も24歳の時、良い縁に恵まれてね。同じ年の消防士の男性と交際を開始したの。とても優しい人で「私はこの人と結婚とかするのかな?」みたいに考えていた時期もあった。

やりがいがあったウエディングプランナーの仕事だけど気になることもあったの。早い話が給料よ。月の手取りは14万円程度。夢は叶えても厳しい現実。そんな時、大学時代の同級生からこんな連絡があったの。

私が働いているキャバクラが人手不足で困っているんだ。金土の夜だけでも一緒に働いてくれない?

私はキャバクラで働くことにはちょっと抵抗があったんだけど、その時ちょうど欲しいコートがあってね。ちょっとだけキャバクラで働くのも「社会勉強」としては悪くないかなと思って24歳の秋からK市の繁華街にあるキャバクラで働くことにしたの。もちろん、彼氏には内緒にしてね。

キャバクラ初出勤の日。ちょっと緊張したけど、めちゃくちゃ楽しかった。元々、大学時代からサークルで飲むのも好きだったし、客も紳士的な男性が多かったし、スタッフもみんな良い人だった。初出勤の日給は5時間働いて1万5000円よ。なんと時給3,000円。初出勤後にお店のマネージャーにこう言われたの。

「ぜひうちのお店で働いて欲しいです。あなたなら固定客が付いて売り上げのバックも入ると月収50万円なんて余裕ですよ。月100万円も狙えるかもしれません」

この時、私の中で何かカチッとスイッチが入ったの。それから私は金土の夜は毎週キャバクラで働くようになった。売り上げからのバックも増えていって私は月に10日の出勤で20万円以上も稼げたわ。月にたった10日の勤務で本業のウエディングプランナーを超えたの。昼と夜を足すと34万円。実はこの金額は消防士の彼氏の手取りの2倍近く。今までは「消防士として町を守ってくれている」と尊敬していた彼氏を徐々に下に見るようになってね。彼は私にはふさわしくないとまで考え始めて私から彼に別れを告げたの。彼は「別れたくない」と言っていたけど、どうしても彼の「年収」は私と釣り合うものではなかったからね。

彼氏と別れるのと同じタイミングで私はウエディングプランナーを退職してキャバクラ1本で働くことにした。平日もキャバクラで働くようになると指名客がどんどん増えて月収50万円をすぐ達成。誕生月には90万円を達成した。マンション、車、化粧品。ウエディングプランナー時代と比較すると明らかにグレードが上がっていった。私に交際を申し込む男性の数もすごかった。私をお店に誘ってくれた同級生は27歳の時に普通の会社員と結婚してお店をやめて行った。その頃、私は周囲に「年収3,000万以上の男じゃないと結婚なんてあり得ない」と豪語するまでになっていたからね。「自分には価値がある」と過信していた。今思うと本当に高飛車で嫌な女だったと思う。

でも、当然そんな生活は長くは続かないわよね。ここから私の転落は始まるのよ。

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