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ステップファミリーで失敗|子供がなつかないのに結婚した男性

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ステップファミリーで失敗|子供がなつかないのに結婚した男性

武志さん(仮名:42歳)

「まさか2回も結婚に失敗するとは思わなかったよ」

僕は銀行に勤務しています。僕が「1度目」の結婚をしたのは26歳の時でした。大学時代から交際していた彼女にプロポーズをして結婚し、翌年に男の子が生まれた。でも、この結婚生活は本当にうまくいかなかった。まあ、理由は僕にあるんだけどね。

僕はよく言うと「向上心」が高い性格だと思う。スキルアップが大好きで宅建(宅地建物取引士)やプログラミングなどの目標を持って努力するのが好きだった。

難易度の高いスキルアップに挑戦していると妻や子供の存在が「邪魔」だと感じることが正直にいうと増えた。子供ができると本を読む時間すらも激減するんだよ。家族よりもスキルアップを優先したことは自分でも最低だと思うけど、ゲームなどの遊びでもないし、妻には「分かってくれよ」と思っていた。妻から話しかけられても僕は返事が雑になり、子供が泣いても僕は勉強を優先してほったらかしにしていた。

そんな僕に愛想を尽かした妻は息子を連れて実家に帰り、もう戻って来なかったよ。妻からは慰謝料も養育費もいらないから「とにかく離婚して欲しい」とだけ告げられた。僕が説得する余地すらなかった。

僕は妻と離婚後は銀行の独身寮に入り、預金の残高が増えることだけが生きがいのような人生を送っていた。しかし、僕も40歳くらいになると老後の生活が少しずつ心配になってきてね。そんな時、1人の女性と縁があったんだ。

その女性は26歳で僕が勤務する銀行で契約社員として働いていた方だった。40歳の僕と比べるととても若かった。僕がその女性からアプローチをされたことがきっかけで交際を開始した。その女性はシングルマザー、つまり子供がいたんだ。かわいらしい6歳の女の子だったよ。僕は彼女に連れ子がいること自体は特に気にはしていなかった。愛する女性の子供を一緒に育てていきたいと思っていたんだ。でも大きな問題があったんだよ。

「彼女の連れ子があまりにも僕になつかなかったんだ」

その女の子はディズニーの「王子様」みたいな男性にあこがれがあったみたいなんだけど、僕は顔も良くないし、体型もかなりの肥満だし、その子があこがれる「理想の父親像」とあまりにもかけ離れていたんだと思う。彼女のご両親も僕と彼女の再婚に対しては反対していたようだったし、同期のやつにもこうアドバイスをもらったんだ。

「子供がなつかない状態で再婚しても幸せにはなれないぞ」

僕は「彼女と結婚すべきではない」と考え出して、彼女に結婚はやめた方が良いんじゃないか?と提案した。しかし、彼女はこう言った。

私が娘を変えるから

とにかく彼女の押しの強さに負けて僕は婚姻届を記入して印鑑を押した。そして、マンションを借りて、僕、彼女、娘の3人で暮らすことになった。しかし、まさかあんなことになるとは思わなかったよ。

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