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野放しのモンスター社員の事例|逆パワハラの末路|迷惑社員の実例

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野放しのモンスター社員の事例|逆パワハラの末路

ある日の午後。僕は会議室に呼ばれた。そこには「後輩A」と上司がいた。なぜ呼ばれたかは分かっていた。上司が僕にこう言った。

「A君に厳しすぎるんじゃない?」

やっぱりそのことか・・・後輩Aはうなだれている。さらに上司が付け加えた。

「君は大人なんだから。A君を大目に見てあげないと」

そして後輩Aはこうつぶやいた。

「〇〇さん(僕)のパワハラが辛いです・・・」

ふう・・・僕はため息をした。何でこうなった。上司も分かっていた。この後輩Aに問題があることは。

やりたい放題の後輩A

僕はそもそも仕事で怒ることはめったにない方だ。しかし、この後輩Aは入社直後から勤務態度や言動に問題があった。

当時、僕が30歳、後輩Aは28歳くらいの時の話だ。僕と後輩Aの2人でお客様の元に商品の説明に行った時の出来事だ。非常に大事なお客様(50代)に対して僕が新製品の説明をしていた時、後輩Aから違和感を感じた。

(こいつ・・・もしかして、ガムを噛んでいるのか?)

僕は後輩Aに小声で

「おい、何を考えているんだ。ガムを出せ」と注意した。すると

「眠気覚ましに噛んじゃダメっすか?」と返答してしぶしぶガムを出した。

その帰り道に僕は後輩Aに、きつめに注意した。口調はきつかったけどあくまで注意だ。

「何を考えているんだ!大事な取引って分かってただろう!?」

そして翌日・・・なんと後輩Aは会社を休んだ。その理由を上司が電話で聞くと

「〇〇さん(僕)に人格を否定されて辛いから」と答えたそうだ。

(ガムを噛んで注意したら翌日休む。しかも理由は人格を否定された?どういうことだ?)

さらにその翌日、後輩Aは出社した。バイオハザードの「danger状態」のように足を引きずって。

(何があった?ゾンビにでも噛まれたか?)

そして僕は上司に呼び出されて注意を受けた。注意というか「頼まれた」が適切かもしれない。

「彼はメンタルが弱いからきつく言わないで欲しい」

(きつく?ガムを噛んだことを注意しただけなのに?)

そしてその年度、僕は会社の評価で「協調性」はマイナス評価だった。上司との面談の時に、「後輩Aのことがあったから」と説明があった。僕はさほど評価は気にしない方なので、そうか・・・と感じて上司に伝えた。

「すみません、彼のことを注意することは極力控えます」と。

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