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【実話】婚活パーティのエクシオで出会って結婚した話

読み物

いざ婚活パーティへ

初めての婚活パーティ。正直にいうと僕はガッチガチに緊張していた。身分証明書を提示して、僕は「7番です」とスタッフの方に言い渡されて、会場内に入り席に着席した。僕は、自己紹介カードの「年収」の欄には、

「少なめ」

と記入した。年収に「数字」ではなく「文字」を書いたのはおそらく僕だけだったと思う。実際にその時は転職直後でかなり低かった(現在は業務を評価してもらい上げてもらった)。婚活パーティはまず2~3分ずつ全員の異性と話すことになる。円形に座っている女性の外側に男性が座り、男が順番に右にずれていき、1周ぐるっと周る。

これが意外に大変だ。緊張もあって息が切れる。女性は平均35歳くらいだっただろうか。その時、感じたこと。

「意外なほどきれいな女性が多かった」

これはステマ(広告)なしで正直な感想だ。35歳くらいのきれいな女性がめちゃくちゃ多かった。正直言って僕はこの全員との一言ずつのあいさつは、緊張しすぎてほとんど記憶がない。でも、なんできれいな方が結婚しなかったんだろ?と、ずっと思っていた。きれいだから選び過ぎたのだろうか。僕には良く分からないけど。

フリータイム突入!!

そして、全員の女性とのあいさつの後に「フリータイム」に入る。自由に男女が2人だけで3分くらい話せる。これが3セットある。僕は初めての婚活パーティだったので、このフリータイムの「コツ」をつかんでいなかった。

コツとはどういう意味かというと何度も参加して慣れている参加者はフリータイムがそろそろ来るなと感じたら気になる女性の方へ移動を開始する。「気になる女性の取り合い」だからだ。そのため、急に男性がぞろぞろと移動を開始しだして僕は何が起きたのか分からなかった。

そして、フリータイム開始が通知された。

僕は何が起きたか分からずに最初のフリータイム1回目は40代の女性とお話をすることになった。お相手の女性は僕に対して「え、お前かよ?」という反応だった。

そりゃそうだ。女性も自分と同じくらいの40代の男性を希望しているのに僕のような「年収少なめ」とか書いてる男がきたら大迷惑だ。とにかく心苦しいフリータイム。

そして、2回目が始まろうという時。僕はふと視線を感じた。

・・・誰かこっちを見てるやつがいる。

「見てる」というより「狙っている」という表現が正しい。

(僕を狙う野生の獣のような視線)

実はこの視線を送っていたのは現在の妻だった。僕は感じた。

今回は「負け」だ。たぶん僕は誰ともカップルにはなれない。準備不足過ぎた。でも負けるなりに最善を尽くそう。その視線の先に向かうことにした。

そして2回目のフリータイムが開始された。

僕は視線を送る相手まで到達できず、また40代の女性と会話することになった。その女性も「え、お前かよ?」という態度だった。「年収少なめ」と事実を書いた僕は邪魔者扱いだ。ほんまにすみません・・・

そして、最後の3回目のフリータイムが始まろうかという時。僕は半分あきらめていた。しかし、事態が急変した。

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