お得なAmazonタイムセールはこちら

【実話】婚活パーティのエクシオで出会って結婚した話

読み物

こちらに向かって勢いよく走って来る女性がいた。周りの男どもを蹴散らしながら鬼のような形相だ。この光景を見たことがある。

「獲物を追いかける野生のライオンだ!!」

獲物は「僕」だった。そして、その女性が僕に声をかけた。

「一緒にお話ししませんか?」

これが全ての始まりだった。

人生の大きな転機

僕はこの婚活パーティで女性とのやり取りが終了後、希望する女性として「8」とメスライオンの番号を書いた。そして、カップル成立の発表で、

「男性7番、女性8番の方のカップル成立です」

あ、僕とメスライオンはカップルになった。

その婚活パーティの後に2人で熊本の繁華街(下通)の居酒屋で食事した。その時からずっとメスライオンは下ネタばかり話していたのを覚えている。

す、すごいな。この子は・・・

これがうそいつわりのない当時の正直な印象だった。

そして居酒屋の会計の時にメスライオンはなぜか逃げていなくなった。

(ごちそうするつもりだったから支払いで逃げなくても良いのに・・・)

僕は苦笑した。本当におもしろいやつだった。そして、居酒屋を出て2人で繁華街を歩いたときに、僕の頭にある曲が流れた。

お前とおったらおもろいわ。どこのどいつもかなわんわ。百年でも二百年でも いく年が過ぎても

ET-KINGの「愛しい人へ」だった。このメスライオンは今まで交際した女性とは全く違うタイプだった。本当におもしろいやつだ。この女性となら明るい家庭を築けるかもしれない。僕はほろ酔い気分でそんなことを考えていた。

そして僕達はその2か月後に結納を上げ、結婚することになった。

最後に

人生は何があるか本当に分からない。この婚活パーティに行く前には女性との交際を軽くあきらめかけていた部分もあった。しかし、ちょっと行動しようと思った、その「ちょっと」が人生を大きく変えてしまった。

僕達夫婦はどちらかというと僕がリードすることが多いけど、なりそめは完全に妻がきっかけを作ってくれた。ベロベロに酔っぱらって婚活パーティに申し込んだ自分に、そして最後の最後のフリータイムで声をかけてくれた妻に今でも感謝している。